先日、昼過ぎにふらりと近場のホールを覗いてみたらゴージャグの島が賑わっており、ほぼ満席状態だった。
いつもはこんな感じじゃないのにと不思議に思っていたが、各台の様子をチェックしてみるとその謎はすぐに解明できた。
どの台もめっちゃボーナス当ててるやん。
これは全台系ではないか。
まだサンプルが少ないので確かなことは分からないが、ゴージャグが“当たり”というのは間違いなかった。
5の日でも7の日でもゾロ目でもない、なので油断していたがどうもSNS上で新たな試みをしており、ジャグラーを推していたことが判明した。
パチスロは情報収集が命。
機種情報はもちろん、ホールの動向もしっかりと把握しておかないといけない。とくに最近はいわゆる晒し屋の台頭もあるので、後者のウェイトが高めだ。
完全に遅れをとったと肩を落としていたのだが、よく見るとゴージャグの島に1台だけ空き台があった。
もちろん、私は迷わず台キープ…したのだが、頭上を見た瞬間、どうして空き台だったのか瞬時に理解できた。
BIG:1回(1/1152)
REG:0回
合算1/1152
そんな設定マイナス8ぐらいの地獄絵図が刻まれていた。そりゃ、誰も打たんわなと思いつつも島状況を考えると、この台も当たりである可能性は十分にある。
ジャグラーに絶対はない。
高設定だからといって必ずしも高設定らしい数値に収まるとは限らない。サンプルが少ないのなら尚更だ。
そこで重要となるのがホール状況の把握だ。
ぶっちゃけ、ジャグラーで高設定狙いをするなら、数値よりもホール状況のほうが大切だ。このホール状況で1000Gちょっと回しただけで見切るのは早すぎる。
だが、だからと言ってずるずると打ち続けるのもリスクが高い。
早い段階で設定10ぐらいの挙動を示してくれるのが理想だが、その理想ばかり追い続けると間違いなく高設定を捨ててしまう。
なので、私はホール状況的に打つ根拠のあるジャグラーなら2000~2500Gは様子を見るようにしている。
ということで、着席。
現在、合算1/1152という状況なのでしばらくの間、仮に設定6以上の確率でボーナスが引けても高設定らしさのある数値にはならないだろう。
なので、“良くなる気配”を見せてくれるのかが重要。
コンスタントにボーナスが引けるなら、設定1以下の数値だって打ち続ける。ハマってばかりなら、流石にこれ以上は打てない。
そう心に決めてレバーを叩いていたら、
今までハマリがウソのように急にペカリだした。
ペカリペカッてジャグ連炸裂。
あっという間に下皿いっぱい。
やはり、ジャグラーに絶対はないのだ。合算1/1152だからといって、絶対に低設定とはならないのだ。気付けば、合算は1/200ぐらいまで大きく回復していた。
まだまだ設定1以下だが、この台には未来がある。
やはり、ジャグラーには絶対はない。
そして、2000G回したときに私は確信した。
BIG:8回(1/250)
REG:1回(1/2000)
合算:1/222
この台、絶対に低設定だよ。
引いたボーナスはBIGばかり。出玉的には嬉しいが、高設定狙いだと不安がしかない。瞬間的にジャグリズムが良くなってBIGが連チャンしただけ説が強い。
ジャグラーの設定看破は難しい、数値だけでは見誤る。
されど、1/2000とここまでREG確率が悪かったら、流石に高設定ではないだろう。
ゴージャグの島は相も変わらず盛況だったので、どうしてこの台だけ…と疑問はあったが私は出玉を流して勝ち逃げをした。
その日の夜。
ネット上に公開されている台データを確認してみると、私の打っていた台は
BIG:27回(1/241)
REG:21回(1/309)
合算:1/135
と良さげな数値となって約+1200枚で閉店していた。
つまり、たらればになってしまうが、私が打ち続けていたら2000枚ぐらいお持ち帰りすることができた。
で、島全体の出玉状況を見ると全456だったようだ。
ジャグラーには絶対はない。
高設定狙いをするなら、数値よりもホール状況のほうが大切。
そう理解しているつもりだったが、つもりでしかなかった。読みは当たっていたが、最後の詰めが甘かった。
…でも、REGが1/2000の台は粘れないよなぁと思ったり思わなかったり。
やはり、ジャグラーは奥が深い、深すぎる。身を持ってそれを再確認できたので有意義な1日だった。
この敗北を糧にすれば、私が億り人になる日は近いだろう。
ジャグラー投資家の華麗なる日常
自称・ジャグラー投資家であるゴーゴーマン・サックスが、リアルな高設定狙いのほか、ジャグラーオリジナルの立ち回り「ジャグリズム」「波読み」などを披露する実戦メインのコラム。一般的にはオカルトと言われる立ち回りがどのような結果をもたらすのかが見ものである。