企画

わらしべGO!者【Youは何しにジャグラーへ? 48人目】

2023年9月13日

回胴界の枠組みを飛び越え、一般社会においても絶大な知名度を誇っているジャグラーシリーズ。

今日も全国のホールには初心者から上級者まで、多様なプレイヤーがジャグラーのシマに集っている。

果たして、多くの人間を惹きつける根源的な要素は一体何か。おそらくはギャンブルとしての魅力が大きいと思われるが、きっとそれだけではない。

大小を問わず多数の妙味があり、それを感じ取る人間が多いからこそ、ジャグラーはこれだけの人気を保っているはずだ。

この企画では、自称ジャーナリスト・板橋北子(いたばしきたこ)がゲリラ取材を敢行し、「Youは何しにジャグラーへ?」と問う。

さて、今回はどんな物語が紡がれるのだろうか――。

 【Vol.48 わらしべGO!者】

■日時:2023年8月某日(水) 12:00
■場所:関東地方・某県某市
■取材対象:AWさん(推定28歳・女性・無職)
※了承を得た上でインタビューしています(フィクションも含みます)

――Youは何しにジャグラーへ?

「なにこれ、インタビュー?」

――お忙しくなければ、是非。

「ギャラって出るの?」

――いえ、基本は無償でご協力いただいています。

「それじゃ無理、ごめんなさい」

――それなら、このジャグラーキーホルダーを差し上げます。

「仕方ないわね、それで手を打つわ。簡単に言えば、ジャグラーで勝負のタネ銭を作っている感じよ」

――勝負のタネ銭?

「まずはジャグラーで1~2万ぐらいプラスにして、それを今度はAT機とかに持っていくの。少しずつハイリスクな機種を打って、お金を増やしていくイメージ」

――手堅く勝つため、最初にジャグラーを打つと。

「そうね。あたし、お金の使い方には結構細かいのよ」

――もし、最初のジャグラーで負けてしまった場合は?

「そのときは諦めて帰る。投資は1日1万までって決めてるわ」

――仮にジャグラーで勝っても、その後の機種で負ける場合もありますよね。

「そりゃそうよ。でも、うまくいったときの快感はすごい」

――そういうものですか。

「どんどん雪だるま式に資産を増やしていく感覚っていうのかな。これは何事にも代え難い」

――それで、現時点の状況は?

「今日はちょっとダメっぽい。このまま帰ることになりそうね」

――それは残念です。

「でも、あなたに会えたからOKよ」

――なぜですか?

「だって、キーホルダーを貰えるんでしょ?」

――私が身につけていたものですけど、喜んでいただけると?

「ほら、ネットオークションで売れるかもしれないじゃない」

――それって、今言わなくても良いんじゃないですかね……。

「タダで貰ったものがお金になったら最高じゃない! それがジャグラーの軍資金になって、さらに増えるかもしれない。いや、増やしてみせるわ!!」

AWさんに幸あれ。

Youは何しにジャグラーへ?

板橋北子(いたばしきたこ)がアポ無し取材を敢行し、ジャグラーを打っている人々に「Youは何しにジャグラーへ?」と問う、インタビュー形式のコラム。「ジャグラーを打つ理由」を聞き、ドラマチックな人間模様や波乱万丈の物語を紹介していく。

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