小学生の頃は足が早かった中野和彦です。
当原稿を書いている8月下旬、世界陸上2023が開催され、やり投げの北口榛花選手が金メダルを獲得するなど、盛り上がりを見せています。
女子棒高跳びでは、記録で並んだムーン選手(アメリカ)とケネディ選手(オーストラリア)が金メダルを分け合うという微笑ましいニュースもありました。
また、2021年東京五輪の男子走り高跳びで、バルシム選手(カタール)とダンベル選手(イタリア)もダブル金メダルで話題になったことが記憶に新しいですよね。
ダブル金メダルというこの行為は、選手同士で話し合って決めるのはOKらしいのですが、周りから提言するのはNGとなるそうです。
メダルを分け合う事例は日本人選手にもありました。
話は1936年のベルリン五輪に遡りますが、男子棒高跳びでメドウス選手(アメリカ)が4m35cmで金メダル、2位は大江季雄・西田修平選手が4m25cmで並びました。
本来なら2位決定戦を行うのですが、2人は「日本人同士で争うことはない」として、決定戦を辞退。
表彰式では先輩の西田選手が大江選手に2位の表彰台を譲り、記録上は大江選手が銀メダルとなったそうです。
帰国後、二人はメダルを半分に割ったあと、つなぎ合わせたメダルを作り直したそうです。
スポーツには感動秘話がたくさんありますね。
では、ジャグラーの話題へ移りましょう。
今回は導入から1ヶ月あまりが経過した、『ゴーゴージャグラー3』の設定状況について伺ってきました。
取材に応じてくださったのは、首都圏のA店長。
ゴージャグ3の導入は最速ではなかった店、とだけ付け加えておきます。
※写真はイメージです
中野「本日はよろしくお願いします。今回はゴージャグの近況をお伺いしたいと思います」
A店長「最近までの動きはかなり良かったんですが、落ち着いてきましたね」
中野「導入当初の動きは特に良かったですよね」
A店長「今までのジャグラーで一番良かったんじゃないですかね」
中野「えっ、マイジャグ5よりも良かったんですか」
A店長「そうですね。導入台数が少なかったということもあるんでしょうけど」
中野「高設定を使っていたから良かったということはないですか?」
A店長「一応、全設定を試したあとは優遇せず、他のジャグラーと同じですね」
※写真はイメージです
中野「設定ごとの特徴は、どんな感じでしょうか」
A店長「導入前の情報では下が甘くて上は辛い。ぐっと詰まった感じって聞いていたんですが…」
中野「違ったんですか?」
A店長「設定6は事前に知っていた出玉率よりも高かったです。けど、もっと驚いたのは低設定の辛さですね」
中野「そうなんですね」
A店長「低設定は抜け過ぎます。事前情報とは全く違いましたね」
中野「設定1も2も辛い感じですか」
A店長「どちらも辛いですが、特に設定1ですね。最近は使わないようにしています」
中野「逆に高設定が使えそうですよね」
A店長「そうですね。ただ…」
※写真はイメージです
中野「なにか問題でもあるんですか」
A店長「BR比率の問題です。設定4と5のREG比率が高いので、設定4や5が設定6に化けてくれる」
中野「といいますと…」
A店長「設定6を使わなくても問題ないということです」
中野「では、ゴージャグ3で使用する設定は2~5のみですか?」
A店長「設定3も使わないので、設定2・4・5ですね」
中野「イベントでは変わりますよね」
A店長「使う設定は変わらず2・4・5ですね。4と5の割合が増える感じです」
中野「設定6で出玉を見せて、データカウンタの表示回数を派手にする考えはありますか」
A店長「設定6を1台使うなら、設定4と5の台数を増やす方がお客様には還元できると思いますし、設定6を使うならマイジャグに入れますね」
※写真はイメージです
中野「今後、ゴージャグ3はあまり推さないという理解でよろしいでしょうか」
A店長「推さないと言うと聞こえが悪いですけど、ゴージャグ3は遊んでいただく感じです」
中野「そうなると、メインはマイジャグでしょうか」
A店長「そうですね。序列はマイジャグ、次いでアイム、ゴージャグ3で、最後にファンキー2とハッピーが同列という感じです」
中野「やはり、ファンキー2とハッピーは厳しいんでしょうか」
A店長「最近は稼働も落ちてますし、ハッピーは台数も少ないですから仕方ないですね」
中野「ちなみにゴージャグ3はしばらく現状維持となるんでしょうか」
A店長「もう少し設置台数を増やせれば変わりますが、その予定はないのでこのままでしょうね」
中野「本日はありがとうございました」
※写真はイメージです
事前の情報よりもゴージャグ3の低設定が辛いというのは意外でした。
ベースが低いというのが大きい要因のようで、少しでもブドウが下ブレしてしまうと厳しいようです。
どこの店でも同じですが、通常営業はともかく、イベントではマイジャグ推しとのこと。
設定6を使うならマイジャグに使うという店長さんは多く、A店でも同じ回答を得ることができました。
マイジャグは設定1を使うホールも多いでしょうから、高設定か低設定か程度のざっくりとした判別は短時間でしやすいのではないかと思われます。
では、またお会いしましょう。
ホールサイドのジャグ雑感
中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。