皆さん、こんにちは! ジャグラーサイエンスデータラボ(JSL)所長の邪愚輝男です。
いよいよ本格的な夏が到来しました。私自身は「北海道特別編」を終え、やや燃え尽き症候群になっており、夏を楽しむテンションはイマイチ盛り上がりません。
正直、JSLの活動自体にもイマイチ乗れない……ような気分があるものの、そうも言っていられません。
なぜならば、待望の新台『ゴーゴージャグラー3』が導入されたからです!
これにより、JSL本来の「実地調査」ができます。
読者の皆さんならお分かりのように、我々は照度計を用いてジャグラーシリーズの「GOGO!ランプ」の光量を調べたり、騒音計によって「ガコッ!」の音量を調べたり、下皿のサイズなどを調査してきました。
そして『ハッピージャグラーⅢ』を最後に、これらは一段落。ジャグラーの新台を待ちわびながら、ヘンテコな粘土細工を作ったりしてお茶を濁してきたわけです。
今回は約8ヶ月ぶりにホールへ出向き、久々にゲリラ調査を敢行します。なんだか緊張しますが、助手の2人と一緒に早速行ってみましょう!
――7月中旬の木曜日。
助手の2人(再遊技男・日絵郎)は所長の輝男が指定した待ち合わせ場所にいた。
再遊技男
輝男
日絵郎
30分ぐらい待ったザンスよ。何かアクシデントでも?
輝男
再遊技男
トイレの時間だったでヤンスか。それならLINEとかで伝えてくれれば良かったのに
それどころじゃなくて。電車に乗った瞬間にアレが『コンニチワ』って言ってきてさ。もう大変
輝男
日絵郎
少しガマンしたけど、今度はオナラの誘惑で揺さぶってきてさ。『これはどっち!? 失敗したらどうしよう』って
輝男
再遊技男
日絵郎
輝男
再遊技男
チャレンジ失敗してる!! 近寄らないでほしいでヤンス!
日絵郎
っていうか、世界で一番聞く必要のないエピソードザンス!
ウソだよ、ウソ。チャレンジも成功して、何とか無事トイレに間に合った
輝男
再遊技男
で、腹痛は治ったでヤンスの? 体調が悪いなら、ゴージャグ3の調査はまた次の機会にしたほうが良いでヤンス
実はまだ調子がイマイチだけど、たぶん大丈夫。せっかく調査の準備もしてきたし…………アレっ!?
輝男
日絵郎
再遊技男
輝男
輝男のどうでも良い下ネタを聞かされ、しかも余計なタイムロスが加算されたことで、助手たちのイライラは募っていく。
――そして、約15分後。
いやぁ、危なかったぁ! そのままトイレに置いてあったよ!
輝男
再遊技男
日絵郎
からあげクンを買う暇があったザンスね。私らを待たせといて
輝男
再遊技男
待って! 私が悪かった! お詫びに両親が送ってきた激辛ラーメンをおすそ分けするからさ! 美味しかったよ!
輝男
再遊技男
日絵郎
申し訳ないけど、博士のご両親にも腹が立ってきたザンスよ
とりあえず久々の実地調査だしさ。ほら、みんな元気だして頑張ろうよ!
輝男
再遊技男
博士が一番元気ないくせに、どの口が言ってるでヤンスの? バカなの?
――なんやかんや言いながらホールに到着した御一行。
早速、ゴーゴージャグラー3に着席した。
日絵郎
おお、これがゴージャグ3かぁ。見た目は2と変わらない感じザンスね
再遊技男
で、今回は何を調査するでヤンスの? たしか、ゴージャグは『ガコッ!』が発生しないから、GOGO!ランプの光量?
その通り。しかも、ゴージャグ3は豆電球風の光り方をする。つまり、他のシリーズと比較すると、結構な差があるんじゃないかな
輝男
日絵郎
ひとまず、これまでのゴージャグシリーズと比較するのが良さそうザンス
そうだな。ゴチャゴチャ考える前に、まずはボーナスを引かないと。よし、勝負開始だ!!
輝男
輝男
――顔色の悪い輝男だったが、そのまま勝負を続行。
すると2000円でGOGO!ランプが点灯した。
再遊技男
おっ、早いでヤンスね! お腹の調子は悪いけど、ヒキは強い!
日絵郎
輝男
再遊技男
130.9ルクスか。これって、どれぐらいの数値でヤンスの?
輝男
輝男
日絵郎
前作のゴージャグ2は134.2ルクス。それに比べると、若干暗めザンス
再遊技男
初代のゴージャグは158.6ルクスだったから、シリーズで一番暗い。やっぱり結構差があったでヤンス
日絵郎
博士、調べた甲斐があったザンスね。『豆電球風』というセールスポイントは本当だったザンスよ
輝男
輝男
再遊技男
どこに行くでヤンスの? せっかくだから、ボーナスを消化してから行ってほしいでヤンス
輝男
再遊技男
さっき、元気にいこうって博士が言ったでヤンスからね。ほら、続けて!
輝男
輝男
日絵郎
再遊技男
調査は成功したけど、あっちのチャレンジは失敗だったでヤンスね
――その後、ややスッキリした顔で帰ってきた輝男だったが、勝負は断念。
帰り際、今度はコンビニでパンツを購入したらしい。
ジャグラーサイエンスデータラボ
ジャグラーを科学的見地から研究するために立ち上げられた企画。主に市販されている測定器を用いて、ジャグラーの音・光・重さ・匂いなどを徹底的に数値化し、研究につなげる。JSL所長は邪愚輝男(じゃぐぺかお)、その助手は角田再遊技男(つのだりぷお)と郷 日絵郎(ごう ぴえろう)。
