パチスロは頭脳戦だ、打つ前から勝負は始まっている。
どのホールで打つか、どの機種を打つか、どの台を打つか、それで勝敗の7割以上が決まるといっても過言ではない。もちろん、それはジャグラーも例外ではない。
5、15、25日はGOGO!ランプにちなんで多くのホールでジャグラーを強く扱う、いわゆる“5の日”。
ジャグラー愛好家なら間違いなく意地でもジャグラーに座りたいと思うことだろう。
だが、それは誰もが考えること。故に競争率は高く、なかなか思うようにいかないことが多い。
パチスロは頭脳戦だ、周りを出し抜いて勝利を掴むもの。“5の日”に攻めるのは当たり前だが、競争率の低い日でも攻めてしっかりと勝利を収めたい。
そこで私がオススメするのは、翌日の6、16、26日の“6の日”。さらに条件を付け加えると、“5の日”はジャグラー、“6の日”はホール全体を強くしているホールだ。
ホール全体を強くしている日は出玉性能の高い機種から埋まりやすく、ジャグラーが真っ先に埋まることはあまり多くない。
いや、マイジャグは埋まりやすいけれど、それ以外のジャグラーは優先順位が低くなりがちだ。
そこで狙うのは“5の日”が不発だったジャグラー。
多分、高設定で出なかった、そんな不発台は“6の日”もそのまま据え置かれる可能性が高いので狙い目となる。
据え置かれるかどうかはホールによって傾向が違う、と思うかもしれない。
しかし、人間心理を考えるならば「もう1日様子を見よう」と判断するのはごく自然の行動といえるだろう。
ちなみにこのことはパチスロ心理学的には、スエオキ理論といわれたりいわれなかったりする。
パチスロは頭脳戦だ、知識の量で明暗が分かれる。
もちろん、「仮説は実証して、はじめて真実になる」。
この私の考えが正しいということを証明するため、“6の日”に実戦してみた。
『ハッピージャグラーVⅢ』
前日の回転数:4913G
BIG:20回(1/245.6)
REG:13回(1/377.9)
合算:1/148.8
BIGが設定4と5の間、REGが設定1と2の間、合算は設定2と3の間、そんな微妙な感じで終わった台。
なんでもない日にこの結果だったら、低設定でBIGを上手く引けただけかなと思うが、昨日が“5の日”&ガッツリ回されていたことを考えると不発台の可能性が高い。
ということで、このハピジャグで勝負。
すると、打ち始め早々に先ペカって
さらに中押し中段7停止からチェリー否定でペカ。
もひとつおまけに、ハサミからのリプ否定で大好きな2確定目が降臨。
その後もイイ感じに出玉は増えて、下皿はいっぱいに。
完全に私の推理は間違っていなかったと勝利を確信…したのだが、急にハマリ始めて徐々に出玉は減り始めて気付けば追加投資。
そして追加投資。
さらに追加投資。
投資が1万円を超え、ふとデータ表示器を見たら、BIG・REGは設定1以下の数値でボーナス合算が1/170に。
目の前で起きていることを灰色の脳細胞を駆使して冷静に分析した結果、この台は低設定である可能性が非常に高いということが導き出されたのでレバーを叩く手を止めてホールを後にした。
全然ダメじゃん、全然狙い目じゃない、そう思った人もいるかもしれないが、かの発明王のトーマス・エジソンはこういった。
発熱電球を発明したのでGOGO!ランプの生みの親といっても過言ではないトーマス・エジソンはこういった。
「失敗すればするほど、我々は成功に近づいている」
そう、失敗は成功のもとなのだ。つまり、今回私は立ち回りを誤って負けてしまったが、それは失敗ではなく成功の第1歩を踏み出したのだ。
こうして、私は億り人にまた近づいた。もはや億り人は目の前のような気がする。
ジャグラー投資家の華麗なる日常
自称・ジャグラー投資家であるゴーゴーマン・サックスが、リアルな高設定狙いのほか、ジャグラーオリジナルの立ち回り「ジャグリズム」「波読み」などを披露する実戦メインのコラム。一般的にはオカルトと言われる立ち回りがどのような結果をもたらすのかが見ものである。