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GW中とGW後のジャグラーの扱いについて取材【ホールサイドのジャグ雑感♯68】

2023年5月10日

皆さまはGWをどのようにお過ごしになったでしょうか、中野和彦です。

GWはお盆や年末年始と並び、ホールの書き入れ時とされています。では、設定状況が悪くなるのかといえば、必ずしもそうではないと私は考えています。

人が多く集まるこの時期ですから、普段通りの設定配分なら利益は伸びますし、多少出しても通常営業よりはホール側が稼げるはず。

しかし、中には締めるホールもあるでしょうし、GW特有の配分にするホールもあるでしょう。

特に今年はスマスロ北斗の拳がありますから、去年とは状況が全く違います。

多くのホールが北斗をどう扱うか、北斗で出すならどの機種で利益を得るか、と頭を悩ませているでしょう。

しかし、我々ジャグラーファンからすると、興味があるのはジャグラーの設定配分ですよね。

 そこで今回は、ジャグラーのGWにおける扱い方とGW後の展望について伺ってきました。

お話を聞いたのは、首都圏のA店。JRの某駅に隣接する中型店舗で、通常営業でも稼働が良好なホールです。


※写真はイメージです

中野「よろしくお願いします。今日はGW後のジャグラーについて伺いたいのですが、まずはGW中の扱いを教えてください」
A店長「AT機は大きく設定を変えますが、ジャグラーは普段と一緒ですね。イベントでは厚く、通常営業は普段と一緒です」

中野「普段と一緒と申しますと」
A店長「設定2・3ベースで設定4と5を数台といったところ。出玉率99~101%ぐらいに収まる配分ですね」

中野「GW中は抜くのが定石と聞きますが…」
A店長「ジャグラーも稼働が上がりますけど、客層に大きな変化がないんです。つまり、いつも土日だけのお客様が平日もいらしている感じなんですよね」

中野「確かにそうかもしれませんね」
A店長「ですから、あからさまに抜くのは…。今後、土日の来店頻度が下がってしまいそうで」


※写真はイメージです

中野「AT機は土日のお客様と違うということですか」
A店長「GWだけではないですが、AT機を打つお客様は流動的でホールを掛け持ちする方が多いんです」

中野「イベント毎にホールを変えるような感じでしょうか」
A店長「そうそう。だから、多少抜いても問題ないと思うんですよね。ガセイべさえ打たなければ」

中野「ジャグラーはずっと通常営業ですか」
A店長「もちろん、GW中に行うイベントによります」

中野「どんな内容ですか」
A店長「末尾系とか全台・1/2系とかですかね」

中野「全台・1/2になると、対象は台数の少ないファンキー2かハッピーV3になるんでしょうか」
A店長稼働アップの訴求的にはマイジャグでしょうし、固定ファン向けにはアイムと思っています。できるだけ偏らないようにローテーションでいきたいですね」


※写真はイメージです

中野「マイジャグで全台も可能性があると…」
A店長「マイジャグ全6はさすがに厳しいでしょうけど、設定5or6や1/2なら十分可能ですよ」

中野「GW中に特別な配分にされないなら、GW後も変わらないということですね」
A店長「そうですね。ジャグラーは変わりません。AT機は北斗を推して、他を若干締め気味にする予定ですが、AT機も基本的にはイベント内容優先ですね」

中野「GW=回収のイメージって古いんでしょうか」
A店長「昔と違い、お客様のレベルが上がって投資もシビアになってますから、露骨なことはできないですね」

中野「なるほど」
A店長「普段通りの設定配分でも稼働が上がる分、普段よりは利益が取れますので」


※写真はイメージです

中野「お盆も年末年始も同じような考え方ですか」
A店長「基本的には通常通りですが、年末年始は抜き気味になります。あくまで若干ですけどね。今は時期的な要素より、イベントの依存度が強いように感じます

中野「そうなんですね。では、ジャグラーはいつでも打っていいんですね」
A店長「特にジャグラーが対象に入っているイベントなら勝負していいと思います。逆にAT機に特化したイベント開催日は避けるべきかもしれません」

中野「ありがとうございました」

GWにガッツリ抜くような、古い考えのホールは少なくなったとA店長は仰っていました。


※写真はイメージです

何よりもイベントを重視しているというホールが多いようなので、SNSでのチェックはもちろん、店内POP等にも目を光らせておく必要があるかもしれません。

しかし、少なくなったとは言え、GWにガッツリ抜くホールは確実に存在します。

ある業界関係者の話では、そういったホールはGW後もそのままブチ抜き営業を続け、5月後半、あるいは夏前に閉店する可能性もあるので注意、とのこと。

GWにガッツリ抜いていたホールには近寄らない方が良いかもしれませんね。

ホールサイドのジャグ雑感

中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。

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