ホールデータ 企画

スマスロ大量導入後のジャグラーの設定は?について取材【ホールサイドのジャグ雑感♯66】

2023年4月20日

昔は子供が嫌いでしたが、歳を追うごとに子供が好きになってきた中野和彦です。

新年度が始まる4月1日に少子化対策の司令塔となるべく「こども家庭庁」が発足しました。

国やマスコミは、最も大きな少子化の原因を「経済的要因」と位置付けているようです。

そのため、子育て世代の可処分所得が増えることで、一定の効果を得られると考えているようですが…事はそんなに単純ではないだろうと考えたりしています。

そんな中、ある情報番組で、男性目線の晩婚化・非婚化を取り上げていました。年収800~2000万円の独身男性5人にインタビューしていたのですが…。

この5名、全員が結婚に対して「コスパが悪い」「タイパが悪い」と感じている、とのこと(番組側が選んだので、そういう男性を集めたとも言えますが)。

独身なら稼いだお金を全て自分の為に使えるが、結婚すると生活費や養育・教育費などで削られる。

時間に対してもそう。今や家事分担は当たり前なため、休日も料理や洗濯、掃除などを強いられ、自分の時間がほとんど取れない。

そんな苦しい思いをするのであれば、一生独身でいた方が良いというのです。

つまり、結婚しないのはお金がないからという理由の人も少なくないでしょうが、そうではない理由もあるということです。

私自身、独身であればもっと過激な打ち方ができるのに(スマスロ全ツッパとか)、と考えたりもします。

 では、今回の取材に移りましょう。

今回はジャグラーの設定状況について、A店長に伺ってきました。取材日は3月末、大型入れ替えを控えている特殊な状況ですね。


※写真はイメージです

中野「よろしくお願いします」
A店長「お願いします。ジャグラーですよね。ただ、今はジャグラーをどうこうって時期じゃないですよ」

中野「ええ、スマスロの新台ですよね。それを踏まえた状況を知りたいんです」
A店長「前回の(昨年11月)スマスロ導入で経験しているので、今回はジャグラーに手を加えないつもりです」

中野「設定状況は変わらないということでしょうか」
A店長「通常営業とジャグラーに特化したイベントは変わらずです」

中野「それ以外は何か変わるんでしょうか」
A店長「旧イベント日だったり、取材などの通常のイベントではジャグラーを煽らず、通常営業と同じ扱いにしています」

中野「つまり、ジャグラー特化のイベント以外は全て通常営業並みということですね」
A店長「そう言われるとショボく聞こえますが、ジャグラーを絞ることはないという意味もあるんですよ」


※写真はイメージです

中野「なるほど。ジャグラーで絞って、その分をスマスロの導入費用に充てることはないんですね」
A店長「それが経験値というものですね。動きの悪い6~6.5号機とスマスロから捻出します」

中野「その分だけで、ユニットまで用意できるだけの予算を捻出できるんですか」
A店長「そこら辺は企業秘密なので教えられませんが、減台するスマスロもありますからなんとかなります」

中野「ちなみに、次と次々機種のスマスロはどうなんでしょう。どちらもビッグタイトルですが」
A店長「こればっかりは蓋を開けてみないとですね」

中野「そうですよね」
A店長「でも、前回の経験からジャグラーがベース稼動と利益を支えてくれるのは間違いないので、ジャグラーをスマスロの補填に充てることはありません


※写真はイメージです

中野「仮に前回のスマスロ導入時と違って、ジャグラーの稼動に影響が出たらどうなさいますか」
A店長「ジャグラーには固定客がいることはわかっています。仮にジャグラーの稼働が落ちたとしたら、他店に流れたと見るのが正しいでしょうね」

中野「そうだとすると、稼働低下時の対処法は?」
A店長「設定配分を変えるしかないでしょうね。近隣店の状況をチェックした上で」

中野「ジャグラーのイベントも増やす感じでしょうか」
A店長「そうですね。ただ、稼働が落ちた場合の話ですよ。稼働を落とさないようにジャグラーは締めない、というのが当店の方針ですから」

中野「なるほど」
A店長「近隣店はジャグラーも多少絞ると思うので、むしろ稼働が上がってくれればと…。まあ、希望的観測ですけどね」


※写真はイメージです

中野「では、通常営業の配分を教えていただけますでしょうか」
A店長「マイジャグ、アイムは設定2ベースで設定4を数台。ファンキーとハッピーは設定1&2が半々で設定4を1台です。もちろん、多少台数を変えたりはしますけど」

中野「イベント日はどうでしょう」
A店長「ジャグラーに特化したイベントは結構厚めに入れています。設定1を使わず、設定4を設定5or6にするという感じです」

中野「それだと、赤字になるのではないでしょうか」
A店長ジャグラーのシマは赤字になることが多いです。何しろジャグラーに特化したイベントですから」

中野「あっ、そうですよね。ありがとうございました」


※写真はイメージです

スマスロのビッグタイトルが導入されても、ジャグラーのシマは手を加えない。

A店のようなホールも少なくないようです。

しかし、全体的にイベントの数、そしてイベント対象としてジャグラーが選ばれる頻度は少なくなる可能性は高いかもしれません。

そして、中にはスマスロの資金捻出にジャグラーからも搾り取るというホールもあります。

ですので、スマスロ導入直前や直後は、ジャグラーの稼動と出玉状況の確認を怠らないよう心掛けたいですね。

ホールサイドのジャグ雑感

中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。

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