スポーツ大好きな中野和彦です。大好きといっても、やるのは苦手で観る専門です。昨年はサッカーワールドカップで盛り上がりましたが、次はWBCですね。
この記事を書いているのはWBC開幕前ですが、史上最強との呼び声高い侍ジャパン。
宮崎キャンプでは、ダルビッシュ選手が積極的に若い選手とコミュニケーションを取っている姿に微笑ましさを感じつつ、世界一奪還を予感させてくれました。
東京ラウンド開幕を楽しみにしつつ、日々の取材活動を続けている最中です。
さて今回ですが、ジャグラーに変化は必要ないと考える店長のお話を掲載します。
“変化は必要ない”
字面的には厳しいことのように捉えられがちですが、果たしてどうなのでしょう。
※写真はイメージです
店舗は首都圏のA店。
駅から程近く、常連に加えて会社員や学生が来店するバラエティに富んだ客層のお店です。
中野「よろしくお願いします。今日はジャグラーについて伺いたくてお邪魔しました」
A店長「ジャグラーは、ほとんど扱いを変えていませんが大丈夫ですか」
中野「問題ありませんよ。6.5号機やスマスロの導入など、ジャグラーに影響がありそうな状況の変化がいくつかありましたが、いかがでしたか?」
A店長「6.5号機の導入は周りの店も探り探りでしたが、ウチも様子を見ながら全体的に少し締めた感じです。イベント時も設定6を使わなかった感じですね」
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中野「当時のジャグラーの動きと店長さんの手応えはどうでしたか」
A店長「ジャグラーの稼働はほぼ変わりませんでした。ただ、そのままにしていたらマイジャグの稼働が落ち始めて…慌てて戻しましたね」
中野「戻したら、稼働はすぐに戻りましたか」
A店長「いや、それがなかなか戻らなかったんですよね。イベントを派手にして通常営業もベースを上げて、徐々に戻ってきた感じです」
中野「よく、稼働が落ちるのは一瞬で、戻すのはその何倍も時間が掛かるって聞きますけど、本当なんですね」
A店長「間違いないですね。だから、安易に稼働は落としちゃいけないと肝に銘じました」
中野「では、スマスロ導入時はどうだったんですか」
A店長「6号機と動かなくなった6.5号機の設定を絞って、ジャグラーはいじらなかったですね」
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中野「結果、ジャグラーの稼働は変わらなかったということですね」
A店長「それが、若干上がったんですよね。スマスロ、6.5号機の人気機種の稼働が好調で、ジャグラーの稼働も微増しました」
中野「ジャグラーの稼働が上がった理由はなんだったんでしょうか」
A店長「まあ、11月末以降ですので、年末の特需ということはあると思います。後はジャグラーのベースを高く保っていたので、それが大きかったんだと思います」
中野「なるほど、年末の自然増と設定状況によって稼働が上がったんですね」
A店長「そういうことですね」
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中野「で、今回の本題なんですが、今後のジャグラーの扱い方をお伺いさせてください」
A店長「今後は検定・認定切れまで変えないつもりです」
中野「イベントと通常営業の違いもない感じですか」
A店長「5の付く日はジャグラーのイベントにしているので、その日は通常営業よりも若干上げます」
中野「他のイベントはどうでしょう、取材関連とか旧イベントの日とか」
A店長「旧イベントの日のジャグラーも変化させないつもりです」
中野「なるほど」
A店長「取材関連は来店する人がジャグラーを好きなど、ジャグラーが強いと想起させるときだけは強めにしようかなと考えている程度ですね」
※写真はイメージです
中野「4月には、スマスロのビッグタイトルも出るようですが」
A店長「そうでうね。ジャグラー以外で調整します」
中野「具体的な設定配分をお伺いできますか?」
A店長「設定2ベースで、設定3を複数台。設定1・4・5を1~2台といったところですかね」
中野「ジャグラーは全部同じ扱い方ですか」
A店長「アイムとマイジャグは似ています。ファンキー2とハッピーはほぼ設定2・3半分ずつで、設定1を数台という感じです」
中野「それは、イベント日でしょうか」
A店長「まさか、通常営業です。イベント時は設定1を入れず、アイムとマイジャグに設定6を1台使うかなという感じです」
中野「設定6を入れて利益的に厳しくないんでしょうか」
A店長「ウチは等価交換ではないのでね。しかもジャグラーは薄利で考えているので、出玉率は100%でも問題ありません」
中野「なるほど、ありがとうございました」
※写真はイメージです
6.5号機の導入時期にジャグラーの稼働を落としてしまった、というホールのお話は良く耳にしました。
A店もそのようで、スマスロ導入時、そして今後のビッグタイトル導入時にはその経験を活かして、ジャグラーの扱いは変化させないとの宣言をいただきました。
A店長曰く、年配層を中心とする常連さんは設定配分を変えても打ってくれるそうです。
しかし、若いお客様や上級者は設定配分にシビアで、少しでも落とそうものなら1週間ぐらいで蜘蛛の子を散らしたように来店してくれなくなるそうです。
※写真はイメージです
設定が下がった店で打たなくても、ジャグラーなら状況の良い店はいくらでもある…、そう考えている打ち手が多いということでしょう。
大型入れ替えがあった際はジャグラーの出玉状況を見て、設定を下げた雰囲気を感じないホールなら大切に使っている可能性が高いと思われます。
参考にしてみて下さい。
ホールサイドのジャグ雑感
中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。