ホールデータ 企画

ホールのジャグラーに対する悩みを取材【ホールサイドのジャグ雑感♯63】

2023年2月26日


※写真はイメージです

ジャグラー好きとしては、選択肢が増えることが好ましいと考えている中野和彦です。

5号機ジャグラーのラインナップから見てみると、6号機でまだ登場していないのが、ゴージャグとミラクルシリーズではないでしょうか。

次のジャグラーはゴージャグとの噂があります。

ゴージャグが導入されれば、打てるジャグラーが5種類になります。

ジャグラーを好んで打たない人にしてみれば「どれも同じだろ」ということになるのでしょう。


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しかし、ジャグラー打ちからしてみると特徴があり、告知ランプやパターンにも好みがあります(もちろん、ボーナス確率や出玉率など根本的な違いもありますし)。

当コラムをお読みいただいている方は、恐らくジャグラー好きでしょうから、ゴージャグも待ち遠しいのではないでしょうか。

ホールによっては、動きの悪い機種が出てきているのも事実であるようなので、ゴージャグ導入以降はジャグラーの中でも取捨選択が始まるかもしれません。

私の取材先には、ジャグラーについて悩みを抱えている店長さんがいます。

 そこで今回は、取材中に溢れた店長さんの小さな悩みを綴っていこうと思います。

まずは、A店長さんの悩みからです。


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A店長「最近ファンキー2の稼働が悪くて困っているんですよ」
中野「確かに、ファンキー2の動きが悪いという話は、いろんなホールさんに伺います」

A店長「他の店って、どう対処してるんですかね」
中野「A店さんの設定配分を伺っていないので何とも言えませんが、ファンキー2の稼働に悩まれているホールさんは、高設定を使ってないことが多いですね」

A店長「ウチもその傾向があるかな。でも、コンサルに言われるんだよね」
中野「コンサルにはどう言われてるんですか」


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A店長「ファンキー2はREG比率に大きな設定差がないから、高設定を使ってもアピールできないって」
中野「でも、打つ側からすると他のジャグラーも設定看破は難しいと感じますよ。よくREG比率で設定が分かるって話を聞きますが、簡単ではないと思っています」

A店長「そうなんですね」
中野「多くのホールさんでマイⅤの動きが良いのは、高設定の投入頻度が高いからでは?」

A店長「確かに、それはあるでしょうね」
中野ジャグラーは出玉でしかアピールできない機種だと考えています。ファンキー2も出玉を見せることで稼働は上がると思いますよ」

A店長「中野さんの考え、参考にさせていただきます」

続いて、B店長さんのお悩みをご紹介します。


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B店長「噂されているゴージャグが導入されるタイミングで、ジャグラー全体を少し絞りたいんですが、どれにするか悩んでいまして…」
中野「商圏や客層を把握していないのでざっくりになってしまいますが、設置過多や検定・認定期限の短い機種を外すということになるんでしょうか」

B店長「となると、アイムですかね」
中野「動いている≒マイⅤでしょうから、それをフルに残して他機種をそれぞれ絞る手もありますが」

B店長「確かに、ジャグラーの品揃え的に、全機種揃っているのが理想でしょうから、1つの機種を外してしまうのは問題かもしれませんね」
中野「根本的な質問をしてもよろしいでしょうか」


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B店長「はい。何でしょうか?」
中野「ジャグラー以外に外すべき機種はないんですか」

B店長「それ、言っちゃいます?」
中野「ジャグラーで選別するより、全く動いていないAT機があるのではないかなと」

B店長「もちろん、動いていないAT機はあります。でも、ラインナップ的にジャグラーが多すぎるのもねえ」
中野「ジャグラー過多で動かなくなるのは困りますが、毎日稼働ゼロの台を設置したままにしても意味がないと思うのですが」


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B店長「まあ、そうですよね」
中野「この考えって、素人なんでしょうか?」

B店長「いや、セオリーだと思います。業界関係者が5号機の頃から抜け出せていないんですよ。機種構成のバランスを考えちゃって」
中野「スマスロも新機種が出ますし、スマパチの導入も控えてますので、難しく考えずシンプルに動きの悪い機種を優先して外すのはいかがでしょう」

B店長「ですよね、そうします」

 店長のお悩み…。

というよりは、店舗インタビュー時に漏れ出す雑談になってしまった感は否めませんが、特に注目したいのがA店長のお話です。

最近、ファンキー2とハッピーの稼働が落ちたというお話をよく聞きます。


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ただ、A店長に話した通り、稼働を落としたホールさんの多くは設定配分も落としているのです。

そして、設定を落とした理由を伺うと、ほとんどの店長さんがコンサルに言われたからと答えます。

このようなお話を伺うと、「コンサル憎し」となってしまうのですが、それを鵜呑みにして設定を落としてしまう店長さんもいかがなものかと思います。

ご本人の前では口が裂けても言えませんが…。


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ジャグラーのシマの見方として、ファンキー2とハッピー(コンサルが言うREG比率の差が小さい機種)の状況を見るのはありかもしれません。

この2機種の出玉を見せている、つまり高設定を使っていそうなホールは、店長自身が考えて根拠ある設定配分にしている…と言えるのではないでしょうか。

ホールサイドのジャグ雑感

中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。

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