ホールデータ 企画

設備投資が多い時期のホールに設定状況を取材【ホールサイドのジャグ雑感♯55】

2022年10月16日

寿司はもちろん、蕎麦や焼肉にも使うほどわさびが好きな中野和彦です(豚トロをわさび醤油で食べると美味)。

何故、わさびの話をしたかと言うと、先日バラエティで消費量が年々減少している話題が取り上げられていて、わさび好きとして触れずにいられなかったからです。

わさびの消費量は、2005年の4614.5トンから2021年には1885.5トンとなり、実に6割減。

主な原因は若者のわさび離れ…と考えられていたようですが、若者だけでなく、中高年層もわさびを使わなくなった人が増えているそうです。

わさびは和食文化には欠かせない食材で、わさびの辛味に馴染んでいる民族は極めて少ないと本で読んだことがあります。

このまま減少が続けば生産者が減り、わさび文化が消滅してしまうのでは…。

個人ではどうにもなりませんが、これからもわさび好きとして様々な食材にわさびを使用したいと思います。

 さて、今回は6.5号機とスマスロ導入で揺れるホール事情を取材しました。

現状のジャグラーにどう影響するのかを探ってみたいと思います。

機械やユニットの購入など繊細な問題もありますので、立地や設置台数など一切の情報を掲載しないという約束でお話頂きましたので、あらかじめご了承ください。


※写真はイメージです

中野「よろしくお願いします。直近の状況をお伺いしようと思いまして」
A店長「お願いします。直近ですかぁ~。あまり良いお話はできないかもしれませんよ」

中野「ジャグラーをメインに伺いたいんですが、6.5号機の状況的に厳しいですか?」
A店長6.5号機自体がかなり落ち着いてきちゃったし、今は稼働維持に必死ですね」

中野「ジャグラーの稼働はいかがでしょう」
A店長「堪えている…って表現が合うかな。6.5号機以前のAT機は壊滅的、番長ZEROですら稼働がガクって落ちちゃいましたからね」


※写真はイメージです

中野「まともに動いているのは6.5号機だけということでしょうか」
A店長「正確には、6.5号機の一部とジャグラー・ノーマルといったところでしょうか。6.5号機も取捨選択が迫られるようになってきました」

中野「そんな中でのジャグラーなんですが…」
A店長「中野さんは6.5号機の話ばかりしてますが、我々の悩みはソコじゃないんですよ」

中野「といいますと…」
A店長スマスロです

中野「なるほど」
A店長「機種もユニットも供給が間に合ってなくて、十分な台数を確保できそうにありません」

中野「やはり11月後半以降は、スマスロ一色になりそうですか」
A店長「そうなるでしょうね。6.5号機すら見向きもされない状況まであり得ますよ」


※写真はイメージです

中野「そんな中でジャグラーの置かれる立場は、どのように変化するでしょうか」
A店長ジャグラーと一部のノーマルタイプは、一番影響を受けにくいでしょうね。ただし、否が応にも運営する側が影響をもたらせてしまうでしょうね」

中野「それはどういうことでしょう」
A店長スマスロの設備投資が半端ないんですよ。機械とユニット代とその他諸々のシステムで1台あたり100万円前後を捻出しなければならないんですから」

中野「AT・ART機だけでは捻出できず、ジャグラーも締めるということでしょうか」
A店長「まあ、そんなところです。ただ、AT・ART機に比べるとジャグラーの締めはマイルドになりますね」


※写真はイメージです

中野「なぜでしょう」
A店長「そもそもジャグラーは穏やかなので、締めたからといって一気に利幅が伸びるわけではありません」

中野「なるほど」
A店長「締め過ぎて稼働を落としてしまっては、利益がほぼなくなってしまう可能性がありますから、超薄利から薄利になる程度ですね」

中野「具体的な設定配分はどうなりますか」
A店長「申し訳ないですが、通常営業で設定6は使えないでしょうね。設定2と3が殆どになると思います」


※写真はイメージです

中野「イベント日はどうでしょうか」
A店長「スマスロは導入したけど、集客力が落ちると目も当てられないので、イベントは今まで通り派手に出します。ジャグラーにも設定6を使う予定です

中野「機種別ではどうなりますか」
A店長「イベントはやはりマイⅤが中心で、複数台設定6を使う可能性もありますね。アイムは設定3と4が中心、ファンキー2は少々厳しいかもしれません」

中野「スマスロが一段落するまで、設定的には厳しいでしょうか」
A店長「スマスロが終わっても、来年にはスマパチが控えていますし…金がかかることばかりで、正直いつまで締めなきゃいけないかは見えていません」

中野「なるほど、ありがとうございました」

 多大な設備投資で窮地に立たされているホールが多いのは事実。

次々登場する6.5号機に加えて、11月から導入されるスマスロ、来年のスマパチなどの設備投資で、設定に影響が出てくるのは必然と言えるのではないでしょうか。


※写真はイメージです

A店長が仰っていたように通常営業で打つのは厳しく、イベント…それも月1・月2レベルなら、今までと変わらず高設定を使うホールが多いようです

幸いにして、今はSNSなどで情報を集めるのはそれほど難しいことではありません。

また、毎日のように何処かしらのホールでイベントは行われていますから、アツいホールを求めて探すのが得策ではないでしょうか。

当分は日替わりでホールを渡り歩くしか、常勝への道はないのかもしれません。

ホールサイドのジャグ雑感

中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。

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