ジャグラーに高設定が入りやすくなる日、と訊いてあなたはどの日を想像するだろうか。
おそらく、多くの人はGOGOに因んだ「5の日」を思い浮かべるだろう。
あと、ホール全体の設定配分が良くなるということで、ゾロ目の日などを挙げる者も少なくないだろう。
だが、この他にもチャンスな日は存在していたのだ。
それは誕生日。
アニメ・漫画などのタイアップ機に登場するキャラ、もしくはキャラ担当の声優の誕生日になるとその機種に高設定を入れるホールがここ数年で急激に増えてきた。
ジャグラーのキャラに誕生日あるの?
と疑問に思う人がいるかもしれないが、それは私もよく分からない。調べても5月5日はジャグラーの日という情報しか出てこなかった。
では、どうやってジャグラーで誕生日狙いをするのかというと“間接的”に狙うのだ。
先日、『Re:ゼロ』に登場するキャラの誕生日を迎えた。
最寄りのホールでも店内ポスターやBGMなど、明らかなRe:ゼロ推し。
私は朝からホールを訪れたが、抽選番号が悪かったのでRe:ゼロを確保できなかった。仕方がないのでホールを変えようかと思った瞬間、1つ疑問が生じた。
「今日はRe:ゼロがアツい、これは間違いない。だが、アツいのはそれだけか?」
そして、考えに考えて私はとある機種の前に座った。
『ファンキージャグラー2』
どうして、この機種にしたのか。どうして、Re:ゼロに全く関係のないファンキーを選んだのか。その答えは実に簡単で「台番号の末尾が0」だったからだ。
「Re:“ゼロ”がアツいのなら、末尾0の台もアツくなっていてもおかしくない」、そう思ったのだ。そして、打ち始めると早い段階で違和感が生じた。
ブドウがやけに軽くて、最初の千円で80G以上回った。
もちろん、最初の千円だけでブドウ確率がどうこういうつもりはないが、「ブドウがよく引ける」というのは、良いジャグリズムが立っている証でもある。
とくにブドウが集中的によく引ける、“瞬間最大ブドウ”の高いときが頻発するのならしばら打ってみる価値がある。
ちなみに私はこのブドウが異様によく引ける瞬間を「収穫の時(ハーベストタイム)」と呼んでいる。
ハーベストタイムが頻繁に発生してくれたおかげでコイン持ちは絶好調、最初のボーナスを引くまで400G以上掛かったが投資は7千円で済んだ。
案の定、ジャグリムズは良好だったので、そこからジャグ連が発生してすぐに逆転に成功。
いつもの立ち回りならここでヤメて勝ち逃げしていたが、今回は末尾0からの高設定狙いなので続行。
「良いジャグリズムが立っている」かつ「Re:ゼロがアツい日の末尾0番台」、ここまで理由が揃っているのだからヤメる理由はないだろう。で、打ち続けた結果は
出玉がゼロになった
……なんて最低なオチではなく、いや、
一度、本当にゼロになりかけたが
BIGの1G連などを挟んだりして回復。紆余曲折あったものの全体的に見ればボーナスはよく引けており、高設定の気配を感じていた……のだが不安要素はあった。
本命のRe:ゼロの様子がイマイチ。
設定4以上を使っているのは間違いなかったが、設定6を使っている雰囲気ではなかった。となると、末尾0も微妙かもしれない。
また、途中まで順調だったファンキーだったが、夕方ぐらいになるとジャグリズムは急に悪くなり、ハーベストタイムが訪れる頻度も落ちて単発も目立ち始めてきた。
今日のホール内の状況を考えると、あって設定4。
さらにジャグリズムも見るからに悪くなっているということを考えると、勝ち逃げするのがベター。そう判断してキリの良いところでヤメ。
結果、収支は+18000円となかなか頑張れた。
とまぁこんな感じで、本命のRe:ゼロが思っていたより強くなかったという誤算があって大成功とはいえないが勝利を収めた。
周知の通り、どのホールもジャグラーの設置台数は多くて大体は末尾0~9全て存在している。
従って、臨機応変に対応できるジャグラーは「誕生日機種と関連のある数字の末尾狙い」にも最適なのだ。
こうして私は新たな戦略を手に入れて、億り人にまた一歩近づいた。
ジャグラー投資家の華麗なる日常
自称・ジャグラー投資家であるゴーゴーマン・サックスが、リアルな高設定狙いのほか、ジャグラーオリジナルの立ち回り「ジャグリズム」「波読み」などを披露する実戦メインのコラム。一般的にはオカルトと言われる立ち回りがどのような結果をもたらすのかが見ものである。