企画

ペカリ信仰集団の真実【Youは何しにジャグラーへ? 21人目】

2022年10月4日

ホールに足繁く通う者だけでなく、世間一般にもその名前が浸透しているジャグラーシリーズ。

今日も全国の老若男女が「ジャグラー」というワードを用いて日常会話を弾ませ、そして多くのプレイヤーがGOGO!ランプの輝きを待ちながらレバーを叩いている。

彼らの念頭にあるものは「何回ペカったのか(ペカるのか)」「いくら勝ったのか(勝てるのか)」など、主にギャンブルとしての視点だろう。

しかし、それぞれの行動原理をじっくりと紐解いていけば、勝ち負けとは別の「打つ理由」が存在するはずだ。

この企画では、自称ジャーナリスト・板橋北子(いたばしきたこ)がゲリラ取材を敢行し、「Youは何しにジャグラーへ?」と問う。

さて、今回はどんな物語が紡がれるのだろうか――。

 【Vol.21 ペカリ信仰集団の真実】

■日時:2022年9月某日(火) 10:00
■場所:南関東・某県某区
■取材対象:Vさん(推定38歳・女性・無職)
※事前に了承を得た上で、インタビューした体のフィクションです。

――Youは何しにジャグラーへ?

「……ランプの御霊よ、我に輝きを与え給え……」

――すみませーん、ちょっと宜しいですか?

「んもぅ!! 神聖なお祈りのときに話しかけないでください!」

――お祈り? それは失礼しました。

「あとで改めてお祈りしますから、もういいです。で、要件は?」

――なぜジャグラーを打っているのですか?

「もちろん、こころの浄化と救済ですよ」

――こころの浄化と救済?

「貴女はGOGO!ランプに対して、どのような想いがありますか?」

――早く光ってほしいとか、いっぱい光ってほしいとか…ですかね。

「うんうん、分かります。でも、本質はそこじゃない」

――どういうことですか?

「GOGO!ランプって、いわば神様。光った瞬間に特別なパワーを放つんです」

――特別なパワー?

「考えてごらんなさい。ペカった瞬間は感情がグワッと昂ぶるでしょ? あれが浄化。現世のイヤなことを洗い流してくれるのです」

――私は別に洗い流されないですけど。

「煩悩まみれの人間は、必ずそう言います。理解できないんですよね。その大きな壁を越えたとき、人はGOGO!ランプの偉大さを知って、信仰に至ります。私はその手助けをしてあげたい」

――そ、そうですか。

「当然、信仰しているのは私だけじゃありませんよ。潜在的な信者は多いですし、今いる仲間10人と一緒に団体も立ち上げました」

――つまり、宗教団体のようなものを?

「そんな大げさなものじゃありません。週に1回、私の部屋に集まって教義をブラッシュアップしています。BIG中のBGMに合わせた賛美歌も作りました。聞きます?」

――ちょっと気になりますが、遠慮しておきます。

「どうです、実際に一度集会に参加しませんか? 基本的には無料です。ジャグラーを打つ場合はお金を使いますが、それを我々は浄財と言っています」

――みなさんでジャグラーを打つことも?

「はい、GOGO!ランプを拝まなきゃ始まらないですし」

――ところで、こころの「浄化」は何となく分かりましたが、「救済」の面は?

「そりゃGOGO!ランプが光ってコインが増えたら、救済になるでしょ?」

――それって財布の救済では?

「こころを救うには、お金も重要ですよ。だから私が全員の浄財と回収の額を一括管理しながら勝負しています。打つべきホールも教えていますし」

――つまり、ノリ打ちってことですか?

「え? ノリ…何? その言葉、初めて聞きましたね。私たちの教義の範囲外です」

――もしかしてノリ打ち軍団を大きくするため、それっぽいことを言って勧誘している?

「ちょっと何を言っているのか分かりません…。とにかく、私の団体に入ればいろんな意味で幸せになれますよ。どうですか?」

Vさんに幸あれ。

Youは何しにジャグラーへ?

板橋北子(いたばしきたこ)がアポ無し取材を敢行し、ジャグラーを打っている人々に「Youは何しにジャグラーへ?」と問う、インタビュー形式のコラム。「ジャグラーを打つ理由」を聞き、ドラマチックな人間模様や波乱万丈の物語を紹介していく。

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