お酒はたしなむ程度…。
社交辞令で頻繁に交わされるワードですが、本当にたしなむ程度しか飲まない中野和彦です。
先日、TV番組で酒の消費量が激減しているというニュースを耳にしました。
番組内によれば、成人一人あたりの酒類消費量は1992年の101.8ℓをピークに、2020年は75.0ℓにまで落ち込んでいるのだとか。
これに慌てたのか、酒類の管轄官庁である国税庁は、お酒のこれからを考えるという名目で「サケビバ」なるビジネスコンテストを立ち上げました。
国税庁が管轄していることからもわかるように、お酒には税金がかけられています。
お酒の消費量が減ってしまうと税収も目減りしてしまうため、国税庁もお酒の復興に必死なんでしょう。
しかし、お酒の消費量が減れば、酔って暴れる人や公共の場に汚物を撒き散らす人も必然的に減ります。
ですから、私にとっては無ければ無いで生きていけるし、何ら問題ないことだったりします。
売り上げが半減した状況でも何も手を打たないどころか、締めつけで売り上げが下がるよう導いているスロット業界の管轄官庁とは大違いですね。
さて、今月も6.5号機の運用とジャグラーの関係について伺ってきました。
情報提供者の秘匿を鑑み、取材させていただいたお店の詳細は伏せさせていただきますのでご了承ください。
中野「本日はよろしくお願いします。今回はジャグラーの配分に関してお伺いたいと思っています」
店長「よろしくお願いします」
中野「まず、6.5号機登場以降のジャグラーは、設定が控えめな気がするんですが、貴店はいかがでしょうか」
店長「貴店って…そんなかしこまらず、A店でいいですよ(笑)。ウチは以前と変わりなく使っていますね」
中野「6.5号機に高設定を集中する為に、他の機種は抑え気味というホールさんが多くて」
店長「それで何故ジャグラーになるのかな、6.5号機を中心にやりたいなら、他のAT・ARTを削ればいいだけじゃないんですかね」
※写真はイメージです
中野「他のAT機は削ってもたかがしれているので、6.5号機の高設定による利益圧迫を補填できないそうです」
店長「それなら、低設定の台数を多くするしかないですよね…。とか言って、ベタピンだから落としようがないとか(笑)」
中野「それは、私の口からは何とも…。では、A店はジャグラー以外の機種を削っている感じですか」
店長「広く薄くって感じです。番長ZEROや絆2を中心に少しずつ抑えています」
中野「それで、6.5号機の利益を補填できていますか」
店長「できていますね。というか、ウチは6.5号機だけに注力していないですから」
中野「6.5号機でも抜いているということですか」
店長「抜いていると言われると心外ですが、高設定を使わないと稼働が伸びない機種と低~中間設定で充分動く機種、設定に関係ない機種と明確にしてきましたから」
※写真はイメージです
中野「例えば、どの機種がどんな設定でしょうか」
店長「ぶっちゃけ、犬夜叉は中間で充分ですね。下手したら低設定だけでいいかも。あと、新鬼2は低設定でも動きますが、長く使いたいので高設定も使っています」
中野「なるほど、6.5号機一辺倒ではないんですね。ジャグラーの設定配分はどうでしょうか」
店長「通常営業はアイム中心、イベントではマイⅤ中心ですかね」
中野「普段はアイム中心なんですか」
店長「アイム中心というか、ファンキー2とマイⅤは通常営業とイベントで差があるのに対し、アイムはそれほど変わらないっていう捉え方ですかね」
中野「具体的には?」
店長「設定4or5を2~3台、残りは設定2・3が半々です。たまに設定6を投入する感じですね」
※写真はイメージです
中野「ファンキー2やマイⅤはどうでしょうか」
店長「最近のファンキー2はやや抑え気味ですね。設定による稼働の差が小さいので、設定2と3ベースで設定4を数台って感じです」
中野「なるほどですね」
店長「マイⅤの通常営業は設定4を1~2台入れ、残りは設定2・3が半々です。イベントは設定2ベースにして、設定4と5を複数、設定6を1台という感じですね」
中野「最後になりますが、ハッピー導入に向けての仕掛けをしたりする予定でしょうか?」
店長「昔からのスタンスのまま、派手に煽ったり抜いたりせず、安定的に動かす予定です。これで売り上げのベースを作ってくれるのがジャグラーですから」
中野「昔も今も変わらないということですね」
店長「はい。5号機・6号機の低迷期を支えてくれたイメージが強いと思いますが、5号機でATが盛り上がった後もジャグラーは土台を支えてくれていましたから」
中野「たしかにそうですよね」
店長「それに、ジャグラーしか打たないお客様が多くいらっしゃるので、その方々を裏切れないですね」
中野「なるほど。アツいお話ありがとうございました」
※写真はイメージです
このところ、ジャグラーに関する良い話をあまり聞けなかったので、今回のお話は貴重であったうえに嬉しくもありました。
世間の話題は6.5号機一色ですが、根気強く探していれば、今回のようなホールが見つかるかもしれません。
今回のお話から見えたポイントは、ジャグラーの出玉だけでなくて番長ZEROや絆2、そして6.5号機の出玉がやや控えめなホールが狙い目になるのかもしれません。
ホールサイドのジャグ雑感
中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。