企画

ジャグラーがときめく魔法術【Youは何しにジャグラーへ? 17人目】

2022年8月14日

シンプルなゲーム性と魅惑の告知ランプ、そして一般的な確率論をあざ笑うかのようなボーナス連チャンを見せることで、人々の心をがっちり掴んでいるジャグラー。

今日も全国津々浦々のホールでは、ジャグラーのシマに多くの人間が集い、自らの欲求を胸に秘めながら静かに台と向き合っている。

彼らの最大の目的は、ゲーム性を楽しみつつ、最終的に金銭的な見返りを得ることだろう。

しかし、それ以外にも周囲の人間には計り知れない「打つ理由」がきっと存在するはずだ。

この企画では、自称ジャーナリスト・板橋北子(いたばしきたこ)がゲリラ取材を敢行し、「Youは何しにジャグラーへ?」と問う。

さて、今回はどんな物語が紡がれるのだろうか――。

 【Vol.17 ジャグラーがときめく魔法術】

■日時:2022年8月某日(水) 14:00
■場所:東京都・某区
■取材対象:Rさん(推定38歳・女性・無職)
※事前に了承を得た上で、インタビューした体のフィクションです。

――Youは何しにジャグラーへ?

「何ていうのかな、コンサルティング的な?」

――コンサルティング?

「皆さんがジャグラーを幸せに打てて、そして勝てるようにアドバイスしてあげてるのよ」

――具体的には?

「たとえばさ、部屋をキレイに片付けすると運気が上昇する。これは世の常識じゃない?」

――そうですか?

「だから、ジャグラーもキレイにしてあげるの」

――どういうことですか?

「パチンコ屋さんには、大体おしぼりが置いてあるでしょ。あれを使って、台をキレイに清掃する。『いつもありがとう』って心を込めて、こまめにね。そうすれば運気も上がるし、ジャグラーも喜ぶ」

――ジャグラーも喜ぶ?

「あら、知らなかったの? ほら、まずはGOGO!ランプの辺りをこうやって拭くじゃない? そうすると、声が聞こえるのよ」

――どんな声が?

「…サンキューって言ってるわ」

――私には聞こえませんけど。

「そりゃそうよ。貴女は拭いていないもの。とにかく台も喜ぶし、打っている人の運気も上がるから、winwinでボーナスも当たるってこと」

――クライアントというか、生徒さんは結構いる?

「これまでに500人以上は教えたかな。今このお店にも5人ぐらいいるわね」

――コンサル料は?

「もちろん無料よ。…ちょっと野村さん! いきなり打たないで、ちゃんと拭いてあげなきゃダメじゃない!」

――お隣も生徒さんですか。

「そうよ。あっちの木村さんも、もっとあっちにいる中西さんも、私の生徒ね」

――誰も台をキレイにしていませんけど。

「最初はみんな、真面目にやっていたんだけどね…」

――それって効果がないのでは?

「みんなさ、ちゃんと心を込めていないのよ。しっかり台に語りかけたうえで、キレイにしてあげないと」

――Rさんが打っている台も、なかなか当たりませんね。

「あ、ジャグラーが『ゴメン、今日は体調が良くない』って言ってる。心を込めていれば、こうやって意思の疎通もできるのにね。じゃ、さっさと帰るわ」

Rさんに幸あれ。

Youは何しにジャグラーへ?

板橋北子(いたばしきたこ)がアポ無し取材を敢行し、ジャグラーを打っている人々に「Youは何しにジャグラーへ?」と問う、インタビュー形式のコラム。「ジャグラーを打つ理由」を聞き、ドラマチックな人間模様や波乱万丈の物語を紹介していく。

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