ホールデータ 企画

ホール店長とコンサルの関係性【ホールサイドのジャグ雑感♯51】

2022年8月12日

人にアドバイス・享受できる何か…。考えてみれば、何も持ち合わせていない中野和彦です。

長年、この業界で働いていますが、新台の稼働予測をしても当てられる確率は低いですし、「これは来る」と予測して大コケした機種も1つや2つではありません。

設定配分や機種の運用に関しても同様で、店長さんからどうしようか相談されることもあります。

しかし、私が知っている店舗さんは少数ですし、聞かれたホールさんを熟知しているわけではないので、助言するなど大それた行動は慎むよう心掛けています。

ところが、設定配分をアドバイスしたり、指南するといった行為を生業とする方々もいらっしゃいます。そう、ホールコンサルタントと呼ばれる方々です。

 今回は某店長さんから伺ったホールコンサルタントに関するお話をしたいと思います。

店バレが本当にやばいので、店名はもちろん、イニシャルも明かしませんし、都道府県・地域も明らかにしないのでご了承ください。

中野「よろしくお願いします」
店長「よろしく」

中野「ジャグラーの稼働状況と設定配分を教えていただけますでしょうか」
店長「稼働は若干落としていますね。以前と変わりなくやってはいるんですが、設定6の台数は減ったかな」

中野「設定6の台数が減ったというのは、何か意図があってのことでしょうか」
店長「意図というか、コンサルがそう言うんですよね」


※写真はイメージです

中野「えっ、例えばどんな配分ですか」
店長アイムは1・3・5だけでいいとか」

中野「設定1ですか…。設定2・3・4とか、設定2・3・5なら分からなくもないですが」
店長「多数のホールから成るビッグデータ上、その設定配分が稼働と利益のバランスが良いんだそうで…」

中野「でも、地域(交換率)も違えば、客層も、設置台数だって違うわけですよね」
店長「まあ、そんなんですけど、個々のコンサルって会社のメッセンジャーだったりするんで、その考えをゴリ押しする人もいるんですよ」

中野「それで店長さんは、コンサルの言う通りに配分されているんですかっ!!」
店長「中野さんまで怒らないで下さいよ。僕も抵抗したんですが、オーナーの意向もあるので」


※写真はイメージです

中野「スイマセン、ついアツくなっちゃいました。オーナーさんがコンサル推しってことですか」
店長「ですね。その代わり、失敗しても自分が追求されることはありませんけど」

中野「アイム以外は、どうなんですか」
店長マイⅤについては触れてきませんが、ファンキー2は設定1を多投しろと」

中野「理由は何ですか?」
店長ジャグラーはREG比率に設定看破の肝がある。REG比率が設定であまり変わらないファンキー2は、高設定を使っても見つけてもらいにくい。よって利益優先の設定1を多めにしろ、とうことらしいです」


※写真はイメージです

中野「理屈としては分かりますが、設定1を多投したら、データ表示機上、悲惨なことになりませんか?」
店長「僕もそれは懸念しています。ですから、コンサルが指定している台数よりも設定1が少なめです」

中野「でも設定1は使っているということですね」
店長「はい。止むなく…」

中野「結果、どうなりましたか」
店長「最初は利益も上がりましたが、そのうち全体的に出玉が控えめであることがバレ始めて、稼働が徐々に落ちてきました」

中野「今後は、どうなさる予定ですか」
店長「このままコンサルの言う通りにしていては、ジリ貧になる恐れも否定できないので、数字を使ってオーナーを説得するしかないですね」


※写真はイメージです

中野「説得できそうですか、オーナーさん」
店長「コンサル会社とは長い付き合いなので邪険にはできないでしょうけど、言われるがままの状態からは脱却できると思います。脱却しないとマジでやばいです」

中野「それだけ、追い込まれているということですか」
店長「マイⅤこそ稼働を維持していますが、アイムとファンキー2は確実に稼働を落としていますから(汗)」

中野「やはり、コンサルの言う一般論では、個別の店舗のオペレーションは難しいということですね」
店長「ハマる店もあるんでしょうけど、立地も客層も違いますから。コンサルが言うことを参考にしつつ、最終決定は店長と言うのが正しい形なんだと思います」

中野「今後は、アイムにもファンキー2にも設定6を期待して良いということですね」
店長「そうそう簡単には使いませんよ、特にファンキー2は(苦笑)。ただ、ベタピンってのは違うと思います」

中野「なるほど。ありがとうございました」


※写真はイメージです

設定配分を決めるのは店長(又は店を代表する設定師)。

そう思われている方が多いと思います。

しかし、一存で決められる店長さんばかりかというと、そうではなく、他者(オーナーやコンサル)の意見を取り入れなければならない状況も少なくありません。

意見を取り入れる程度ならまだ良いのですが、中には言う通りに配分する店長さんもいらっしゃいます。


※写真はイメージです

今回取材に応じてくださったホールさんは、ギリギリのところで店長さんが抵抗しているので、稼働がボロボロになる前に修正できたようです。

一応、フォローしておきますと、コンサルが皆ダメかというわけではなく、優秀なコンサルさんもいらっしゃいます。

いずれにせよ、ジャグラーは稼働を落とすとデータが散々な数値になりかねないので、利益より稼働を重視して稼働維持後に利益を調節するのが正解ではないか…。

コンサルではないド素人の私はそう思ってはばかりません。

ホールサイドのジャグ雑感

中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。

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