企画

ジャグは元カレの置き土産~特別編その2~【Youは何しにジャグラーへ? 7人目】

2022年4月30日

2022年のGWは、コロナによる各種制限が1つもなく、多くの方々がレジャーなどを楽しんでいる。

もちろん日本各地のホールも活況を呈しており、ジャグラーのシマには大勢のプレイヤーが集い、GOGO!ランプの光を浴びている。

彼らはその光とともに吐き出されるコインを求めて勝負に挑んでいるが、おそらく「打つ理由」はそれだけではないだろう。

ちょっと話を聞いてみれば、表面上からは分からない、人間ドラマが待っているはずだ。

この企画では、自称ジャーナリスト・板橋北子(いたばしきたこ)がゲリラ取材を敢行し、「Youは何しにジャグラーへ?」と問う。

さて、今回はどんな物語が紡がれるのだろうか――。

 【Vol.7 ジャグは元カレの置き土産~特別編その2~】

■日時:2022年4月某日(水) 19:00
■場所:東京都・某区
■取材対象:Gさん(推定26歳・女性・会社員)
※事前に了承を得た上で、インタビューした体のフィクションです。

――Youは何しにジャグラーへ?

別に理由はないわ。ただ、打ちたいから

――いつからジャグラーを?

かれこれ5年ぐらいかな。元カレがパチスロ好きで、私もそれに付き合って…って感じ。よくある話じゃない?

――彼氏さんと別れた理由を伺っても?

基本的にはお金にだらしない人だった。私はそれでも好きだったけど、今度は浮気しやがってさ。ダラダラ一緒にいても良いことはないと思って、それで1年前におしまい。相手は未練タラタラだったわ

――ジャグラーを打つと彼を思い出す?

いや、それはない(笑)。ジャグラーを教えてくれたという意味では感謝してるけど、だからと言って思い出すことはないな。そんなもんでしょ。ただ、独り身の寂しさは少しだけ感じるかも

――ジャグラーの好きなところは?

まずは簡単なこと。私はネットとかでAT機の解析数値を集めたりするのが面倒だから、ジャグラーみたいなノーマルタイプが一番良い。それに、サッサと打てて、サッサとヤメられるのも良いよね。元カレとのダラダラした付き合いとは正反対よ

――基本的には会社帰りに打つ感じ?

そうね。週に3~4回じゃない。戦績も悪くないわ

――正直、ホール内で目立っているのでは?

うん、私のようなある程度若い女性が、1人でジャグラーを打ってると目立つみたい。視線をビシビシ感じるもん。でも、別に不快なことはないし、ジャグラーのシマの人たちは基本温かいわよね

――それもジャグラーを打つ理由の1つ?

そうかもしれない。常連さんと軽く挨拶を交わしたり、『あの人、今日も来てるかな』とか考えるのも楽しいわ

――ありがとうございました。

こんなインタビューで良かった? それじゃまたね。……あっ、またあの人と目が合った

Gさんに幸あれ。

Youは何しにジャグラーへ?

板橋北子(いたばしきたこ)がアポ無し取材を敢行し、ジャグラーを打っている人々に「Youは何しにジャグラーへ?」と問う、インタビュー形式のコラム。「ジャグラーを打つ理由」を聞き、ドラマチックな人間模様や波乱万丈の物語を紹介していく。

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