俺の名はカズ。
日本中のホールに良くいるしがない40代のサラリーマンスロッターさ。
そんな俺の趣味といえば、パチスロはもちろんなのだが、パチスロをたっぷり堪能した後に楽しむガールズバーも外せないんだ。
パチスロとガールズバーをセットで目一杯満喫したい。
年々仕事に勤しむ時間が増えてしまっていることもあって時間には限りがあるが、せめてたまの週末くらいは欲望を全開放したい…。
そこで、俺はこんなマイルールを課してパチスロ&ガールズバーを楽しむことにしたんだ。
【マイルール】
■ジャグラーシリーズの機種で実戦。
■実戦開始時間に縛りはないが終了時間はガールズバーの鍵開け(開店)に間に合うまで。
■勝利時は勝った金額内ならガールズバーで豪遊可能。敗北時は原稿料から初回セット料金(ドリンク別なら1杯)のみ負担するが、それ以外でお金を使うことは禁止。
つまり、得意なパチスロで勝利することができれば、その後に待つのは酒池肉林。美女と交わす絶品の酒ときたもんだ。
逆に負けてしまった場合に待ち受けるのは気に入ったキャストを目の前にしてのお預けプレイ。
されるのならまだしも、こっちがして喜ぶキャストなんているはずもないので、好感度爆下がり必至の文字通りの罰ゲームって訳だ。
そんな憂き目に遭わないためにも、是が非でもパチスロで勝利して楽しい夜を過ごしたいものだ。
さて今回は、まん防も明けて大手を振ってお酒を堪能することができる。
もちろん、新型コロナウィルスの感染対策はバッチリ施したうえではあるがな。
そんな待ちに待った1日だけに、この日は何とかして勝利を収めて素敵な一夜を過ごしたい。
そう願って訪れたのは、ジャグラーシリーズに毎日設定を投入していると常連客の間で評判の職場から近隣のホール。
その割に客付きも夕方くらいまでは緩い感じなので、余程近隣で強い日でもない限りは積極的にお世話になりたいホールと言えるだろう。
今日は俺の中でガールズバー記念日に制定したい。
そのために選んだジャグラーは…
このコラムでも定番になりつつあるマイジャグラーV。
データランプに表示されたボーナス回数は、総ゲーム数1691GでBIG8回、REG9回。
いいんだな?
この時点でこの日をガールズバー記念日と制定しても。
超絶お宝台の臭いを漂わせる1台に腰を下ろせた時点でもはやこの日の勝利は約束されたも同然。何なら今宵はとびきりド派手な夜になる可能性すらあるな。
ならばやってやるさ…6号機時代の歴史を変えるくらいとびきりのパーリナイってやつをな。
そう意気込んで打ち始めたのだが、何故だろう。
100G
200G
300G
400G
500G…。
回そうとも回そうとも光らないGOGO!ランプ。
盆と正月が同時に来るくらい、飛び切りの幸せを味わうつもりだったのに、目の前に広がるのは焼け野原同然の光景。
謝って済むなら土下座でも土下寝でも何でもする!
頼むからGOGO!ランプよ光ってくれっ。
打ち始めてからちょうど600G。大袈裟ではなく、GOGO!ランプが涙で滲みかけていたのだろう。
プレミアか?と思うくらい、いつも以上にGOGO!ランプが神々しく輝いて見えたよ。
もっとも、これは通常点灯ですよ!といわんばかりに全力でREGが揃ったけどな…。
まぁ、高設定でも1日に1回くらいは飛び切り大きなハマリに見舞われることくらいあるし、ポジティブに考えるなら600Gくらいで済んで良かったってもんさ。
そんなポジティブな考えで打ち続けたからだろうか?
83GでBIGが降臨。
まあ、結局高設定だったのね…と安堵するシナリオの準備は整った。
あとは、ご自慢のジャグ連をぶちかまして、その後のガールズバーでシャンパンやらショットやらをぶちかますだけの簡単なお仕事でお願いしたい。
俺が座るまでの展開を考えたら十二分現実的に起こりうるシナリオのはず。
今宵はガールズバー記念日だったな…と帰り道に俺に言わせてくれ。
頼むっ!
そんな願いはどこ吹く風。
途中何度も意識が飛びかけるくらい何も起こらない目の前のマイジャグVは、俺が座る前に全てを出し尽くし賢者タイムにでも突入していたのだろうか?
ガールズバーの鍵開けを考えたら残り実戦時間が10分ほどというところでふとデータランプを見上げてみたら物凄く綺麗なツインタワーがそびえ建っていた。
俺という名の犠牲でできたツインタワーから見える夜景に見惚れるかの如く、後ろを通りかかった人たちの眼差しは俺のデータランプに向けられていた。
もっとも、俺が見たかった夜景はこんなもんじゃないはずだったんだけどな。
600 REG 13K
83 BIG 2K
611 ヤメ 15K
総ゲーム数:1294G
BIG:1回
REG:1回
投資:30000円
回収:0枚
換金:0円
収支:-30000円
無事にまん防が明けたこともあり、ガールズバーに行くのは約2ヶ月ぶり。
目一杯焦らされた分まで、一気に欲望を解放してスッキリする予定だったんだけどな…。
こんな日に限って、俺の目の前についたのはドストライクどころか完全試合を達成されそうなくらいのパーフェクトガール。
当初の予定通りのパーリナイを開催していれば、大人の余裕ってやつで相手のハートを鷲掴みにできる自信はあった…。
でも、今の俺は大人の余裕どころか、財布の余裕すらないって状況だ。
よかったら乾杯しませんか?との問いに完敗だったんでできないんですよね…と安いストリートダンジョン的な訳のわからない返答をする俺。
もう目の前のキャストが俺に向けてくれる笑顔は乾いた笑いくらいなもんなのはわかってる。
それでも、笑顔がなくたっていいくらい俺の側にいてほしい…そう思わせるくらい今までで1.2を争う美女だったのだ。
30分後…。
○○ちゃん、移動で!
正直、30分の間に何を話したのか?
何なら話をしたのかすら曖昧なくらい、2人の間には何も残っていなかったのだが、目の前にいてくれるという最後の希望すらもその一言が奪い去っていった。
その後ついたのは話題も好みも全く合わないキャストだったのだが、何なら彼女が目の前にいる時の方が背徳感もなかったので、いい意味で時間があっという間に過ぎていった。
ありがとう、何ひとつ合わなかった名もなきキャスト…いや、名前は6回くらい聞いたっけ。
マジで思い出せなくてごめん。
ジャグラー代-30000円 ガルバ代3300円
計-33300円也。
ジャグラーガール・ズバー
バツイチ独身サラリーマンで少しハードボイルド系のカズが趣味であるジャグラーと夜の街を掛け合わせた実戦コラム。ジャグラーで勝利できれば、プラス分のなかで豪遊する予定ですが、もちろん、新型コロナ予防対策に十分気を付け、節度を持って行動します。