ホールデータ 企画

ホール店長が思う様々な苦悩を公開【ホールサイドのジャグ雑感♯44】

2022年4月5日

これまでの冬は毎年、1度や2度の風邪と発熱などがあったのですが、コロナ禍になってから体温が37度を超えたことが一度もない中野和彦です。

では、風邪をひいていた頃とコロナ禍では何が違うのか…。

マスク着用と手洗い・うがい程度ですが、こんなに単純な行為で風邪やその他の感染症を防げるとは驚きを隠せません。

コロナが終息した後もこれらは続けたいと思いますし、できる限りマスク着用を続けたいと思っています。

さて、今回はインタビューの未公開トークをお送りしたいと思います。

ジャグラーの話というよりは、ホール全体をオペレーションする際の店長の苦悩や愚痴などをお話していきます。

 まずは都内某所のA店長の談話。

ホールには書き入れ時があり、一般的によく言われるのが盆暮れ正月、それにゴールデンウィークなどの大型連休。要は人が集まりそうな時節ということですね。

令和の時代に極端な回収を決め込むホールも少なくなりましたが、かつては耳を疑いたくなるようなお話も伺いました。


※写真はイメージです

ある年の年末、経営会議で通達されたオーナーの指令に恐れおののいたそうです。その内容は出玉率80~85%で行けというもの

百歩譲ってパチンコは可能だとしても、パチスロは全台設定1にしたところでいいとこ95%前後。

A店長は全台設定1にしたところで85%は難しいこと、仮に数日間全台設定1にしたら、壊滅的に稼働が落ちることなどを丁寧に説明し、全台設定1という暴挙は回避できたそうです

ちなみに、系列の別の店長はオーナーの言われた通り全台設定1を1週間続けたそうですが、ブチ抜けたのは最初の2~3日で、以降は稼働が落ちて売り上げも利益もガタガタになったのだとか…。


※写真はイメージです

A店長は言います「全台設定1で行っていいなら、店長(設定師)なんてバイトでいいんだよ」と。仰る通りだと思います。

 続いてはB店長の談話です。

取材中に経営コンサルタント(以降、コンサルと省略)の必要性の話になったことがあります。B店長は非常に優秀な方でB店の稼働もいいし利益も十分に出していると伺っていました。

なのに、B店には某有名コンサルが入っています。


※写真はイメージです

B店長曰く、B店のことは自分が一番知っているのでコンサルの必要ないが、仕掛けが上手くいかなかったときに失敗した時の保険として入っていた方がいいらしいです。

コンサルの言う通りに運用したらこうなってしまった…と、上司にこう言い訳するのだそうです。

この言い訳はコンサル会社が有名であるほど、もっと言えば有名チェーンが契約しているコンサル会社であるほど説得力が増すといいますから、上司と言われる人の薄っぺらさが目に浮かびます。

A店長じゃないけれど、コンサルが言うままに設定配分を決めるのなら、設定師はアルバイトでいいような気がするのですが…。


※写真はイメージです

店長にお話を聞いていると、オーナーと呼ばれる人達がパチンコ・パチスロを知らないという話をよく聞きます。

主業があって、パチンコ・パチスロが副業であるなら、仕方ないケースもあるんでしょうが、知識がなく経営を丸投げしなければならない状況に不安を感じないのでしょうか。

特にパチスロは厳しい時代がしばらく続きそうなのに…。

 最後にC店長、抽選の代引き(ヒキコ)と軍団についてです。


※写真はイメージです

数年前までC店は、万全なヒキコ対策を取っていました。攻略軍団に対しても可能な限り排除すべく、複数台確保や通路で立ち止まっての見学など、迷惑行為には徹底的に目を光らせていました。

しかし、ここ数ヶ月、C店のガードが緩んでいるように見えたので取材時に聞いてみたんです。

ヒキコ対策は継続しているのかどうかを…。

一応、ヒキコも防犯カメラでチェックしているし、迷惑行為も注意するようにしているらしい(軍団・一般のお客様に関係なく、迷惑行為は注意するそう)です。


※写真はイメージです

ただ、かつてほど厳正には行っていないのだとか。一番の理由は、ヒキコを使ってまで良番を取りに来る軍団が少なくなったことが大きな理由だそうです。

その傾向は完全6号機へ移行した後、特に顕著になったらしく、軍団もほぼ壊滅状態なのではないかというC店長。

気合を入れて軍団に対峙しなくなったのは楽でいいが、少々寂しくもある…そうこぼしていらっしゃいました。


※写真はイメージです

店長の愚痴はいたるところに現れるし、むしろ話の半分以上は愚痴だったりもします。

そして、愚痴の中にこそ真意が隠されているケースも少なくありません。今後も取材で溢れる愚痴…これを聞き逃すのではなく、必要とあらば分析して皆様にお届けしたいと考えております。

ホールサイドのジャグ雑感

中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。

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