学生時代、学園ドラマが好きでよく見ていた中野和彦です。
先日、バラエティ番組「ワイドナショー」を観ていた時のこと。出演されていた武田鉄矢さんから衝撃の告白がありました。
「3年B組金八先生」の名シーン「人という字は人間と人間が支えあって成り立っている」という感動の話、これが間違えだったというのです。
正しくは一人の人間を横から見た時の象形文字だそうです。
金八先生を見て“人は支えあって成り立つ”という感動秘話を長く信じてきたわたし的には、裏切られた気分でした。
ですが、当の武田鉄矢氏はケロっとしていらしたので、やや拍子抜けしてしまったというのが正直な感想でした。
さて、今回は都内の小規模店舗X店で話を伺ってきました。
テーマは新機種「ファンキー2」導入直前の設定配分です。
※写真はイメージです
中野「早速ですが、ファンキー2は導入できそうですか」
X店長「希望する台数は、しっかり確保できました」
中野「欲しくても入らない、そんなホールが続出しそうですが」
X店長「いや、北電子さんもフル稼働で頑張ってくれているみたいで、普通に取り引きがあるホールは大体入るんじゃないですか」
中野「それは良いニュースですね。ファンキー2が確保できないと撤去が進まなくなりますもんね」
X店長「そうなんですよ。ジャグラーの総台数を削るのは、さすがにシンドイですから…」
中野「さしあたって、ジャグラーの台数は減らないんですね」
X店長「まあ、既に設置期限が切れている機種を持っている店はどうかわかりませんけど(笑)。基本的には11月末までは減らさずにファンキー2が丸々増台という形を取れますね」
※写真はイメージです
中野「そうなると、打ち手としての興味は設定配分ということになるのですが…」
X店長「非常に難しいと思います」
中野「といいますと?」
X店長「6号機の稼働がねぇ(苦笑)。ジャグラーにかかる負担が大きいんですよ」
中野「6号機の稼働が上向いてきたと他店では伺いましたけど…」
X店長「ウチも若干上向いた時期がありましたが、一時的でしたね」
中野「なるほど、ではジャグラーの設定配分も厳しと!?」
X店長「今より悪くすることはないですが、派手に出すのは難しいかなと」
中野「今はやはりマイジャグが中心ですか?」
X店長「そうですね。ただ、一点懸念材料がありまして…」
※写真はイメージです
中野「なんでしょうか?」
X店長「現状、マイジャグに力を入れているじゃないですか。その甲斐あってマイジャグの稼働は上がっています。ただ、アイムの稼働がイマイチなんですよね」
中野「なるほど」
X店長「一応、私なりに分析しているんですが、マイジャグのユーザーは他のジャグラーのユーザーに比べて6号機への移行に抵抗があるのかなと…」
中野「他のジャグラーはそうでもないんですか」
X店長「ゴージャグやスーミラを打っているお客様は、アイムのシマにも流れている光景をよく目にしますね」
中野「わかるような気もします」
X店長「そうなると、ファンキー2導入の直前や導入時にマイジャグを推しても、あまり効果はないと踏んでいまして…」
※写真はイメージです
中野「ということは、ファンキー2導入前にジャグラーを煽ることはないと!?」
X店長「当然、ファンキー2への意識付けはしたいんで、ファンキー(5号機)と6号機への意識付けにアイムは推そうと思っています。問題はマイジャグの扱いですよ」
中野「抜かざるを得ないということですか」
X店長「本来ならばね。ただ、稼働がいいので設定配分は落としにくい…だから難しいって言ったんですよ(苦笑)」
中野「ジャグラー以外で頑張っていただくとか?」
X店長「番長3ってことですか? それは考えていますが、マイジャグと同じように番長3も稼働を落としたくないんですよ」
※写真はイメージです
中野「では、他の機種ということになりますかね」
X店長「マイジャグを出すときは他のジャグを控えめにするなど、ジャグラー内で満遍なく回す感じになるかと思います。ただ、見込みのない6号機をベタピンにするって手もありますけどね(笑)」
中野「ジャグラーファンは嬉しいですが、AT・ARTが好きな人はドン引きしそうですね(汗)」
X店長「それぐらい、ホールは厳しいということですよ」
中野「お察しします。今日は、ありがとうございました」
※写真はイメージです
ファンキー2に対するホール関係者の期待度は非常に高いようで、X店長も導入前に5号機のファンキーやアイムを仕掛けると仰っていました。
X店のようなお店は多いと思われますが、興味深かったのはマイジャグに対する考え方。
X店だけかもしれませんが、マイジャグとジャグラーを分けて考えている…店がX店以外にあるかもしれません。
ただ、ファンキー2は全国どの地域でも競合店での出玉争いが生じる可能性が高いので、導入直前からジャグラー、特にファンキーのシマに注目しておく必要はありそうですね。
ホールサイドのジャグ雑感
中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。