ホールデータ 企画

緊急事態宣言下でのジャグラーの現状をホールに取材【ホールサイドのジャグ雑感♯25】

2021年3月7日

緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業によって、外食する機会がめっきり減ってしまった中野和彦です。

週に1~2回は同僚数人で居酒屋に行くことが多かったのですが、今年に入ってから新年会はもちろん、こぢんまりした飲み会すら開催していない現状。

首都圏は緊急事態宣言が延長され、宴会開催などはまだまだ先になりそうな見通しです。

個人的には飲食店の状況も心配ですが、我々が携わるPS業界(パチンコ・パチスロ業界の略称)も他人事ではなく、厳しい状況に置かれています。

その中においてジャグラーの役割とは!?を首都圏の某店長(A店長)に伺って参りました。

ちなみにA店は中規模の商店街をバックに抱える駅前店。客層は学生及び若いサラリーマンと近隣に住む中高年の住民が多く、プロやセミプロといった上級者は比較的少ないお店です。


※写真はイメージです

中野「よろしくお願いします。今日は主に直近の稼働状況、設定配分について伺いたいと思っています」
A店長「厳しい状況が続いていますから、中野さんが欲している答えを出せるかどうかは心配です(笑)」

中野「ありのままに答えていただければ、ありがたいですね。メインテーマはジャグラーについてですが、その前にホールの全体像をお伺いさせてください。全体的な稼働はどうですか」
A店長「落ち込みは激しいですね。そもそも6号機への移行で減りつつあった中、ゴッドと沖ドキの撤去、さらに2度目の緊急事態宣言、トリプルショックですね」

中野「でも、今回の緊急事態宣言はパチンコ店は対象外ですよね」
A店長「ええ。営業は通常通りなんですが、人出が少ないせいなのか、お客様の滞在時間も短くなっています」

中野「そうなんですね」
A店長「飲食店時短の影響で、夜の稼働がかなり落ちていますね。勝って飲みに行くとか、閉店後にラーメンでも食べて帰宅…そんなことができないから、早めに帰る人が多いんだと思います」


※写真はイメージです

中野「そんな中で、ジャグラーの動きはどうですか」
A店長「今回の緊急事態宣言においては、ジャグラーの影響が最も大きいです。というのも、ジャグラーを支えている年配層ほどしっかり自粛を守っていますから」

中野「では、A店の稼働を支えている機種はなんですか」
A店長「ジャグラーは他の機種に比べて落ち幅が大きかったというだけで、稼働貢献度はジャグラーと番長3が支えています。6号機は元々稼働が低かったので落ち幅も小さいって話です」

中野「売り上げ的にA店を支えている機種はなんですか」
A店長「やっぱりジャグラーと番長3でしょうね。ただ、番長3は1台単位では抜けるんですが、毎日1~2台は誤爆してしまうので、全体的には甘く動きがちなんです」

中野「なるほど」
A店長「そしてジャグラーですが、全台設定1にすれば抜けるんでしょうけど、お客様が飛んでしまうので、それはできない。稼働を維持するには薄利での運用が必要です。メイン機種であるジャグラーと番長3がこの状況ですから…もう手詰まりですね(汗)」


※写真はイメージです

中野「薄利での運用ならジャグラーの今後は、現状と同じ配分ということになりますか」
A店長「とりあえず、現状維持です。緊急事態宣言が解除されて、お客様が増えたら派手な出玉も演出できるでしょうけど」

中野「現状維持というと、具体的な配分はどうなりますか」
A店長ベースが設定2で、通常営業は4を数台。5の付く日はベースを設定2・3の半々にし、設定6を1~2台使う感じ。ただし、マイジャグは設定5止まりです」

中野「お客様が増えた場合のご対応は」
A店長「緊急事態宣言が解除されても、劇的にお客様が増えることは考えにくいですが、少しでも増えたらそれなりの対応をしたいですね。機種ごとに全6とか、マイジャグなら全5・6とか…」


※写真はイメージです

中野「それは可能なんですか」
A店長「ギリギリできるといった感じですかね。ただ、何もせず手をこまねいていても、ジリ貧になるだけですから。厳しくとも何とか盛り上げていかないとね(苦笑)」

中野「なるほど…。緊急事態宣言が解除されて、元の客数・稼働に戻ることを期待しています。ありがとうございました」

厳しいとは感じていましたが、A店のような中小零細店舗がこれほど厳しい状況であるとは想像を超えていました。


※写真はイメージです

今回の取材でも9割以上がネガティブな内容でしたので掲載を躊躇しましたが、現状を正しく伝えるために、A店長の発言をありのままに書きました。

昨年の春は半強制的に休業させられることで打撃を受けましたが、今回は打ち手の判断による自粛が影響しているため、事態はより深刻だと思われます。

緊急事態宣言が解除されても、ジャグラーの稼働、パチスロ全体の稼働が直ちに戻るとは考え難く、PS業界の試練はしばらく続くと思われます(特にA店のような中小零細店舗は)。

ただ、それほど厳しい中にあって、オール低設定や全台設定1などにするのではなく、ベースを高めにキープしてイベント時には高設定を使う等、気概のある店が存在するのも事実です。


※写真はイメージです

抜けるだけ抜いてやろうという店と気概のある店の見分け方は…非常に難しいと思います。

この時代に超アナログではありますが、足を運んで出玉を確認するしかないでしょう。通常営業で朝イチの稼働が良好であるとか、数台は閉店近くまで動いているとか、いくつかチェックすれば打つに値するホールを見付けられるのではないでしょうか。

ホールサイドのジャグ雑感

中野和彦(なかのかずひこ)が自分の人脈を最大限に引き出し、ホールによるジャグラーの扱い方などを紐解く。読者の皆様にホール店長の考え方やジャグラーシリーズの設定配分などを知っていただくための取材日記。

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