今回の用語【擬似遊技・5スロ・10スロ】
読者の皆さん、こんにちはー!
この企画を担当しております、自称・社会福祉法人「ペカリの里」副代表の相武剛です!
今回も毎度おなじみ、ジャグラー及びパチスロ全般で使用される用語を分かりやすく解説します。それに加えて、日々の生活にとても役立つ…と思われる例文も掲載!
これまでの連載も合わせて読めば、徐々に知識が身について、立派なジャグリストになれるはずです!
それでは行ってみましょう!
擬似遊技(ぎじゆうぎ)
出典:ほぼ毎日流『ジャグペディア(Jugpedia)』
本来のプレイとは関係なくリールが回転し、絵柄が揃うような挙動。リールを用いた演出の一種。
通常、パチスロはプレイヤーがコインを投入し、レバーを叩き、停止ボタンをすべて押すことで1プレイが完結する。
しかし、擬似遊技はこれらの動きとは関係なく、フリーズ(リール停止装置が有効になるまで一定のタイムラグを発生させる)機能を用いることで、擬似的にリールが回転したり、小役やボーナス絵柄が停止する(実際のプレイは絵柄が揃った後にスタート)。
たとえばジャグラーシリーズの場合、『スーパーミラクルジャグラー』ではレバーON時にフリーズが発生し、中段にリプレイが揃った後に7絵柄が揃いという「ベコたんフリーズ」が存在する。
また「リールの逆回転」が発生する可能性もあり、これも擬似遊技の1つと言える。
当然ながら、擬似遊技中に揃った小役で払い出しなどは一切ない。ただし、AT抽選などに関わる小役を擬似的に揃えることは可能であり、これによりパチスロのゲーム性の幅は大きく広がった。
5.5号機時代に擬似遊技は規制の対象となり、以降は搭載が禁止されていたが、6.1号機では緩和され擬似遊技が可能となっている。
・「あれ、勝手にリールが回ってる。これが擬似遊技か」
・「擬似遊技? 本物? わけがわからないよ」
基本的に日常生活で使用される機会はあまりないと思われる。
ただし、擬似(=ニセモノ)の遊技(=遊び)という意味合いで用いる可能性はある。
・「ルアー釣り? ああ、擬似遊技ね」
・「あの女優さんのVRビデオ、最高の擬似遊技だったわ」
5スロ・10スロ(ごすろ・じゅっすろ)
出典:ほぼ毎日流『ジャグペディア(Jugpedia)』
コイン1枚あたりの貸し出し金額を示す用語。5スロの場合は基本的に1枚5円、10スロは1枚10円となる。一般的な貸し出し額は1枚あたり約20円となる(=20スロ)。
地域やホールによって貸し出し料金は異なるものの、大まかな目安となる1000円あたりの枚数は以下の通り。
5スロ:200枚弱
10スロ:100枚弱
20スロ:50枚弱
5スロ・10スロでは、コインの貸し出し金額が低いぶんだけ、交換時のレートも低くなる。
単純に考えると、5スロで得たコインを交換する場合は20スロの1/4、10スロは1/2となるが、特殊景品に交換する際は換金率の影響もあるため、実際の数値以下となることが多い。
現状、多くのホールでは一般的な20スロと5スロ・10スロなどが混合しているが、シマ(パチスロ台が並んでいるかたまりの列)によって区切られていることが多い。
また、コインを交換する際は、各レートによってコインを流す機械(ジェットカウンター)も異なる。
たとえば、5スロで獲得したコインを20スロのジェットカウンターで計数すると、約4倍の価値が生まれることになってしまうため、このような事態を防ぐための措置でもある。
一方、近年では「低貸しスロット店」などと銘打ち、5スロ・10スロ専門店として営業しているパチンコ店も存在する。
一般的に5スロ・10スロのシマに設置される台は、最新台・人気台ではなくやや古めの台が多い。しかし、最近では20スロと遜色ないラインナップを揃えるホールも多く、もちろん人気のジャグラーシリーズを設置している場合も多い。
・「今日はお金がないから、5スロで遊ぼうかな」
・「10スロで3千枚出したけど、3万にも満たなかったよ」
パチスロでの意味合いを流用し、「レートが低いもの」を比喩する場合に用いることが考えられる。
また、「(従来のものに比べて)接しやすい・近づきやすいような存在」という意味として使う可能性もある。
・「新幹線? おれは5スロの鈍行で行くよ」
・「可愛いあの子は20スロ。おれは10スロ狙いだわ」
いかがでしたか?
5スロ・10スロは手軽にパチスロを打つ上で、有難い存在ですよね。大きな勝負がしたい場合は20スロでしょうけど、まったり打つのも悪くありません。
いずれにせよ、コインの貸し出し枚数に関する基本情報を把握して、臨機応変に楽しみましょう! それではまた次回!
ほぼ毎日流ジャグペディア
ジャグラーにまつわる言葉やパチスロ全体に関わる言葉(用語)をアトランダムに紹介していく企画。さらに、それらの用語を日常生活などで使いこなすための「使用例」も掲載していく予定です。