ホールデータ 企画

ジャグデータを毎日見ていたら、急にスーミラが優遇され始めた件について【とあるホールの設定推測#18】

2020年11月28日


皆さん、こんにちは。輝輝輝輝(かがやきてるき)です。「とあるホールの設定状況を推測してみた」のコーナーです。今回は東京都荒川区のM.M.S店を調査していきます。

前回の調査(11月1日~10日)で、10月までの甘い設定状況や稼働状況から陰りが見え始めていた同店。ただし、状況が悪くなったとはいえ、一般的なホールに比べれば格段に頑張っているホールです。比較対象の10月中旬までの状況が圧巻すぎたため、過度に悪く見えてしまっている点は否めません。

ネガティブにデータを見ても面白くないので、逆に状況が好転している箇所はあるのかどうか、今後の狙い目などにも注目してみていきましょう。

まずは全体のまとめデータからどうぞ。

プラス差枚数の日が多いものの、圧倒的に出ている日はなくいずれも+2万以下に収まっている。この点は前回のデータとほぼ同じですね。たかが10日間区切りのデータにはなりますが、11月1~20日までが似たようなデータになっているので、おそらくこれがベースの設定配分なのではないでしょうか。

抜きまくる日・出しまくる日を設けずに平均的に運用していく、と。平均設定を見ても日による違いがほとんど見られず、常に3.3前後を推移していますしね。

あと、前回から気になっていた平均回転数はさらに低下していて、3000回転以上の日が存在しません。ところが全体差枚数は前回とほぼ同じ内容に収まっているんですよ。これが何を意味するのかというと、以前よりも低設定挙動の台が早々に見切られて稼働の底上げができなくなっているのではないかと(=高設定挙動の台だけが多く回されている!?)。

打ち手も設定状況の低下は感じ取っていると思うので、以前よりも積極的に耕す人が減っている…と想像できますね。傾向としては良くないのかもしれませんが、それが普通と言いますか、何でもかんでも安定して稼働するホールなんて存在しませんからね。

稼働が減ってもしっかり高設定が存在していれば問題ないし、打ち手に探させる意欲を持たせる設定の入れ方をしているのかが重要になるわけです。ここからは機種別の具体的な設定状況を見て、今回の期間で高設定を狙える環境が整っていたのか調べていきましょう。

それではまずはマイジャグ系から。

やはりマイジャグ4は安定して設定が使われていますね。このホールでは定番の据え置きも確立されていますし、期待感を持って打てるのがこのホールのマイジャグ4だと思います。ただし、据え置き以外に絶対的な狙い台を絞れないのも特徴なんですよね。

これは以前からもそうだったのですが、割合的には据え置きよりも単品のほうが多いので、据え置き狙いの台が取れなくてもチャンスはあります。しかし、単品を狙うには台が絞れなさすぎて、安定して勝つのが難しい気もするんですよ。単純な上げ狙いは通用しなそうだし、据え置きがあるから出ていた台を打つ候補から外すこともできない。

もしかしたら半年程度のデータを集めれば何か見えてくるのかもしれませんが、その頃には台数や配置が変わっていてデータが水泡に帰す可能性がありますしね。また、13日のように単品の台数が多い日なら適当に台を選んでもツモれる可能性は高いですが、15日のようなサッパリの日に打ってしまうと単品を狙うには分が悪すぎるという…。

前もって単品の少ない日がわかっていれば攻めやすいのですが、このホールはジャグラーに関して日にちによる強弱を作っていないと思うので、設定が入っている日かどうかは結果論でしかわからないと思うんです。なので朝イチから単品を狙う立ち回りは長い目で見ると安定感に欠けるのはでは、と。だからといって後ヅモばかりに専念していると、マイジャグは粘る人が多いからなかなか打つ台が見つかりませんしね…。いやはや難しい。というか、ホールが考えて設定を使っているのがよくわかります。

マイジャグ3は前回がかなり弱いデータになっていたのですが、今回は一転して強めの結果になっていますね。高設定の割合自体はマイジャグ4と同じくらいでしょうか。ただし、マイジャグ3も単品をピンポイントで狙うには難しいと思うので、基本は据え置き狙いにとどめておくのが無難でしょうか。

次はファンキー・スーミラのデータです。

今回のファンキーは弱めの部類。この期間にファンキーを狙っていると勝つのが難しい設定状況だったかと思われます。まあ、これも結果論なんですけどね。次の10日間はどうなるのかまったく予想が付きません。


スーミラは逆に今までで1番と言っていいほどに出ています。確か前回にスーミラは無視して問題ない機種です、とか言ってしまった気が…(笑)。まさかここに来てスーミラに設定が使われるとは驚きました。

気になるのは設定が使われているであろう台がしっかり反応している点です。反応するには台が回されないといけないわけで、今まで扱いの微妙だったスーミラが回されるということは…。単に序盤の反応が良くてそのまま回されただけなのか、もしくはこのデータだけではわからない「示唆的な何か」があったのか

後者だった場合は狙い方も変わってくるので、実際に通っている方はこのホールに関する情報を色々と調べてみる必要があるかもですね。

続いてはゴージャグ系。

ゴージャグはまずまずの結果ですが、5点以上の台が存在していないのが厳しい。設定6に期待して打てないので攻めるメリットが薄いです。履歴打ちで攻めるにしても中間設定でたまたま当たっている台を打たされる可能性が高いので、打つ際は慎重に台を選びたいですね。

ゴージャグ2は5点以上の台があるので、ゴージャグよりも設定6に期待できそうですが、高設定の数は特別多くないので狙う優先順位は低め。スーミラのようにいきなり使われる可能性もあるので、ダメな機種という先入観に捉われないようにだけ注意しておきましょう。

続いてはアイム系。

ニューアイムは今までのスーミラ状況。この期間は狙う価値ナシだったようです。あくまでも「この期間は」というのが重要です。果たして次の10日間はどうなるのか。


アイムアニバは以前から安定している機種。極端に設定状況が悪化している日がないのが強み。履歴打ちでの打率はまずまずだと思うので、基本は後ヅモ狙いで攻める形でしょう。

履歴打ちのポイントとしては、前任者がブドウをカウントしていない台なのかが重要になりますね。アイム系は設定6のみブドウ確率が異なるので、ボーナス出現率がそこそこなのにブドウをカウントしていてヤメている台は設定6期待度が下がります。機械割の低いアイム系は設定6の可能性が高い状況に限定して履歴打ちを実行し、設定5以下を打つ可能性を下げることが勝率アップに繋がります。


アイムは据え置き箇所も見当たらず勝てる設定状況ではなかった模様。というか、12・13・14日のように1台も高設定挙動の台が現れず…なんて日もあるんですね。台数多めの機種で3日連続死亡は今まで見たことがないような…。

さすがに毎日1台くらいは使っていると思うので埋もれただけだとは思いますが、これが稼働の低下で差枚が伸び悩んでいる要因かも。特にアイム系はスペックが低いので粘られづらく、序盤の展開が悪いと埋もれることも少なくないでしょうしね。ジャグラーは設定示唆演出がないので、設定を入れても打ち手に伝わるかどうかは展開次第。打ち手も設定看破が難しいし、ホール側は扱いの難しい機種だとつくづく思いますね~。

最後はジャグラーカレンダーで平均差枚と平均設定の流れを見てみましょう。

冒頭のまとめ部分では前回とほぼ同じ内容と言いましたが、細かく見てみると平均差枚も平均設定も今回のほうが若干高くなっていることがわかると思います。この差だとホールで打っていても体感はできないと思いますが、細かな部分で設定を動かしてきている可能性はありますね。

スーミラのようにいきなり設定を使い出すこともあるので、今後の展開が読みにくい点は否めませんが…。でも、この流れだといきなり良くなることはあっても、いきなり悪くなって大回収が始まる…なんて可能性は低いと思うんです。全体的な設定状況は形が出来上がりつつあって安定期に入ってきていますからね。

次回で丸2ヶ月の調査が完了するのでそろそろ潮時感はありますが、引き続きデータを精査して次回に備えたいと思います。何か大きな変化があれば3ヶ月目もあるのかな?

それではまた次回お会いしましょう。皆様のジャグライフが有意義でありますように。

とあるお店の設定状況を推測してみた

とあるホールのデータを分析し、ジャグラーの設定状況を予想していきます。特定日の絞り込みや狙い台の作り方など、立ち回りの参考にしていただければこれ幸い。リサーチ店舗はちょこちょこ変えていく予定です

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