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【ジャグラー離席の流儀#1】トイレの神様と呼ばれていたあの頃の僕は

2019年10月6日

パチンコやパチスロを打っていて離席するのはどのような時か。トイレ、飲み物を買いに行く、食事や気分転換などの休憩がそれにあたるだろう。

僕が離席をする時、とくにジャグラーを打っている場合に実践していることがある。今回はそれを紹介してみたいと思う。

僕は離席をするときに必ず小役を揃えてから席を立つ。

ぶどうが揃えば、MAXベットを押し、リプレイであればそのまま席を立つ。

これはオカルト的なものではなく、席に戻ってすぐにレバーを叩いてプレイが再開できるからだ。

僕がスロットを打つ時に重視するのは「流れ」だ。

機械が奏でる出玉の波も流れなら、コインを入れてレバーを叩く動作一つ一つも流れである。抗うことができない出玉の波に身を委ねながら自分流の一連の動作を繰り返す、件の行為も流れを崩さないための流儀だ。

僕のジャグラー実戦は、今日はぶどうの日なのかリプレイの日なのかを見極めることから始まる。この両方を数回試して、しっくり来た方をその日の離席時に揃える小役とする。

出玉もついて来てくれれば、一人ほくそ笑む。これは突出した出玉トリガーのないAタイプならではの自分なりの楽しみ方の一つなのかもしれない。

ある日のこと。今日はリプレイの日だと決めてジャグラーを打っていた。その日は不思議とトイレから戻って打ち出すとすぐに当たることが多かった。

15時を回った頃、隣で打っていた犬の絵柄のセーターを着たおばさまから

「にーちゃんは台の休ませ方が上手い!」

とお褒めの言葉を頂いた。そして後ろで打つおじさまや連れのおばさまに

「このにーちゃんに台の休ませ方を教えてもらったほうがいいよ」

と広報宣伝活動を始めた。さすがにそれを聞いてくる人はいなかったが、離席の度に周りのおじさまやおばさまが一瞬、僕を注視する。

そしてトイレから戻り打ち出すと数ゲームで当たる。

隣のおばさまは自分のことのように大当たりを喜んでくれた。

おばさまたちにとってこの日の僕は、台の調子を変えるためにトイレに行き、かなりの高確率で大当たりを射止める神様のような存在だった。

僕はただリプレイを揃えて、トイレに行っていただけだ。

離席の流儀

オカルトではなくマイルール。筆者、◎(ニジュウマル)が実践するホールでのマイルールを紹介する不定期コラム。スイカは果物ではなく飲み物です!

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