負けたときやショボ勝ちに終わった時の定番だった缶チューハイ。居酒屋に行けない日々が続くにつれ、自宅で消費する缶チューハイの量が徐々に増え、最近は1日平均4~5本を空けるようになった道化光です。
これだけ飲むと買い出しも大変で、2日に1回はスーパーで10本程度購入しなければならない。スロットこそ打ちに行けなくなったが、スーパーへの来店数は確実に増えており、これで自粛と言えるのだろうかと自問自答している毎日が続いている。
さて、自粛により時間が余って仕方がないこの数ヶ月、掃除や断捨離などに勤しんでみたが、そんなものは1~2日で終わってしまうワケで、その後に持て余した時間は…前回も触れたように、多くの時間をスロット動画の視聴に費やしている。
動画は最新機種や旧基準のAT・ART機等、幅広く一通り見るようにしているが、やはり集中してというかじっくり見入ってしまうのはノーマルタイプ系の動画で、中でもジャグラーの動画には多くの時間を割いた。
そんな動画の中で、気付いたというか、頻繁に耳にしたフレーズについて今回は深堀していきたいと思う。
“ジャグラーは難しい!!”複数の動画で複数の演者が口にしていたこんなフレーズが、今回取り上げたい内容である。
何を今更とか、そりゃそうだろ!と感じた読者・視聴者は自分の感覚に近いと思うが、いやいやジャグラーなんて簡単だろうと感じた読者・視聴者には、今一度ジャグラーというマシンと向き合う必要があるのではないかと警鐘を鳴らしたい。
断言しても良い、ジャグラーは難しいのである。理由は誰もが知っているように、演出による設定示唆が皆無だから。確定演出はもちろん、低設定or高設定優位はおろか、偶数設定or奇数設定優位という参考資料的な演出すら存在しない。
さらに、AT・ARTといった付加機能がなく、チャンスゾーン的な機能も当然ない。したがって、それらの突入率や当選率による設定推測も不可能となっているのだ。
では、付加機能のないノーマルタイプで比較した場合はどうだろうか。このカテゴリーでも、名だたる名機を抑えダントツでジャグラーが難しいと自分は考えている。
他の完全告知機としてハナハナシリーズがあるが、BIG中のスイカ出現率に設定差があるし、ボーナス後のパネルフラッシュで設定示唆も存在する。また、アクロス系の機種にはBIG中のハズレや小役の入賞ラインに設定差が付いていたりもする。
対してジャグラーはどうか。通常時の小役とボーナス確率、この2つに集約されている…と言えば聞こえは良いが、ここでしか設定を判断できないのである。
しかも、小役確率の設定差は微々たる数値。とは言え、ほんのわずかな情報でも設定看破に役立てるべく、上級者やプロと呼ばれる面々はシコシコ小役をカウントするのである。
では、そのブドウについてだが…
「ブドウは設定差が小さいし、ブレるのでカウントしても意味がない」
これまでに幾度となく採り上げられ、未だ結論は出ていない(というか永遠に解決しない)問題だが、ブレがあろうがなかろうが、設定差がある以上カウントするのが正解というスタンスを自分は取っている。
ただし、ブレるという懸念は否定しない。確かに、ブドウもそうだが、機種によってカウントが必要となるチェリー出現率も大きくブレる。
1000G到達時やブドウ100回毎に集計した場合、前回は設定6以上の確率だったのに次は設定1以下の確率…などということは珍しくない。
集計のスパンを短くすればズレはもっと激しくなり、250G程度で集計すると設定1より遥かに低い確率だったり、設定6の倍近い確率になることすらある。
では1000Gにも満たないゲーム数で離席を判断する場合、小役確率は無視するべきかというと、断じてそうとは言えない。
考えてみて欲しい。分母が6~7程度の小さな数値ですらこのブレ様なのである。分母がそれぞれ230~300程度のボーナス確率がブレずに引けると考える方が不自然だろう。
では、そんな状況でジャグラーとどう向き合えば良いのか?
自分の考える正しい回答は、投資と出玉と設定推測を含めた展開、常にこの3要素を熟考しながら打ち進めるのがジャグラーとの正しい付き合い方であると信じている。
例えば、投資1000円で1000枚獲得した場合は、最終的に約100枚くらい確保しておけばプラスになるため、少々のハマリは許容できる。逆に投資15000円で1000枚獲得した場合は100Gハマリ…いやクレジットをプレイしてヤメるのもアリだろう。
小役やボーナス出現率はヤメを決断する時の参考数値でしかない。具体的には、投資1000円で1000枚持っている場合、いずれも低設定の数値だったら950~900枚浮いている内に勝ち逃げするのが得策だろうし、いずれも高設定域だったら出玉が100枚~150枚になるまで粘ってみるのが得策だろう。
つまり、プラスを確保しつつ展開に応じて、どこまで様子を見るかを決断するのがベターだと考える。
ジャグラーを生活の糧としている自分にとって“プラスで帰る”ことこそが唯一無二の正義なのである。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。