ハッピージャグラーVⅢ 実戦

とある理由で5のつく日でもマイジャグVでもない台を打ちに行った結果…⁉【ジャグラー555その17】

どもどもー、今月も一二三(ひふみ)四郎のお時間がやってきましたーっと。

さあ、今月も早速555ジャグラーの実戦をしていこう…と思うんだけど、ね。実は、今回は555ジャグラーじゃないんだよね。なぜなら5の付く日にマイジャグ5の末尾5を打つよりも、もっと確実に高設定が打てる状況があったから。

四郎の家からは少し離れてるんだけど、そこが先月から9の付く日に媒体取材を入れるようになったんだけどさ。それが

『3台並びで設定56を複数個所!』
みたいな。

まあ、ありふれた内容だよね。それだけだったら別に555ジャグラーをキャンセルしてまでは行かない。ただ、たまたま過去の9が付く日のデータを見返していたら、とんでもない法則を見つけちゃったんだよね。

3台設置のハッピージャグラーが毎回全56なんだ。毎回。マジの毎回。4回やって4回ともハッピージャグラーが全56。

しかも、スランプを見た感じでは誰も朝からはハッピーに行ってないっぽいんだよね。ヌルい!ヌルヌルのヌルっすわ!はい、四郎はそういうの見逃しませーん(笑)、やっちゃいまーす(笑)、まあ弱い者いじめっちゃあ弱いものいじめかもしれないんだけどね。

この世は弱肉強食。弱い者は強い者に食われるんだよ。それはホールの中でも一緒。四郎という強者(厄年・ニート)に、弱者のみんながペロッと食べられちゃうのは自然の摂理だから。悔しかったら、早く四郎がいるステージ(実家暮らし)まで上がって来なさい。そういうこと!ドンっ!

実戦当日の朝。9年ぐらい愛用しているお気に入りのスエット(勝負服)に着替えて、さあ出発だ!…と思ったら、玄関でお母さんに声を掛けられた。

「四郎ちゃん、お母さんちょっと具合が良くないんだけど…」

聞くと、最近の急激な温度変化の影響か、持病のリウマチの調子が良くないらしい。もうすぐ掛かりつけの病院が空くから、連れて行ってくれないか、と。お母さんはすがるような表情で四郎にそう言ってきたんだ。だから四郎、もちろん二つ返事でこう言ったよ。

「知るか、自分でなんとかしろ(ドンっ!)」
って。

だってそうじゃない?腰が痛いとか、動けないとか、一人じゃ病院まで行ける自信がないとか、弱音ばっかり吐きやがってさぁ。

お前はそんな軽い気持ちで俺を産んだのかって!思い出せ、俺が産まれた瞬間の喜びを!尊さを!子供を育てるっていうのはなぁ、そういう苦難を乗り越えてナンボなんだよ。それが例え42歳の実家暮らしニートでも、子供は子供。その子供が一張羅で勝負に臨もうとしている朝に、何を引き留めているんだ、と。四郎、久しぶりにキレそうになっちゃったよ。まったく、ババア!ドンっ!

「じゃあ、午後でも…あ、午後は休診だったわ。明日でもいいから、連れて行ってちょうだい」
(ドンっ!)

明日はアニメを観る予定があるから無理。口には出さなかったが、無言でドアを強く締めることで、お母さんにはきっと伝わったはずだ。親子だから、きっと大丈夫。リウマチも気合で乗り越えるさ。なんたって、四郎のお母さんだからね(ニッコリ)。

お母さんの自転車を軽快に漕ぐこと30分。お目当てのホールに到着した。抽選の結果は26番。少し後ろの方だけど、まあハッピージャグラーのシマに行く巧者は四郎ぐらいのもんだろう。

はい確保。他の人達はみーんな、スマスロに行ったよ。

ほぼ56確定のハッピーちゃんが、こんなにも神々しく鎮座しているというのに!まあ、おかげさまで四郎はこうして楽々と確保できちゃってるんだけどね。

初ペカは何と千円!左リール1コマすべりからハサミでブドウ&ピエロがテンパイせずからのボーナス一直線。右を止めた時点でピエロこぼしが頭をよぎったけど、セーフ!

33 BIG1000円

次の当たりはチェリー同時。

274 BIG2000円

くぅぅぅうううう!やっぱたまんねぇこのランプ!やっぱハッピーのGOGO!ランプが一番好きぃ!大好きぃ!そこから持ちコインでBIG。ちょいハマってREG。

124 BIG
232 REG

…うん。なんか挙動が良くないな。ブドウも全然ダメだし。他の2台も少し遅れて稼働し始めたけど、全然当たってない。あれぇ?もしかして今回に限ってこの店、ハッピージャグラーを全56にするのヤメちゃった?わざわざ四郎が来たこのタイミングで?はぁ?ふっざけんなよっ⁉と熱くなりかけたところで、ふとスマホを見たらLINEが来ていた。仕様上、LINE=お母さんからの連絡だから、四郎は嫌な予感がした。急いで見てみると…。

【四郎ちゃん、悪いんだけど帰って来れるかしら?お母さん勘違いしてて、明日はいつもの病院がお休みなのよ。だから、どうしても午前中に病院に連れて行って欲しいんだけど…】

時計を見たら時刻は11:15。今から帰ればギリで午前中の受診には間に合う。四郎は悩んだ。まだハッピーとの決着がついていない。病院は明後日も開くけど、四郎とこのハッピージャグラーの出会いは一期一会なんだよ…。

【お願い。前に欲しがってた、なんちゃらっていうお人形、買ってあげるから】

気が付いたら四郎は全力で自転車を漕いでいた。ハッピージャグラーはちょうど持ちコインが飲まれたのでヤメた。待ってろ、お母さん。今、行くからな!四郎が絶対にフィ…お母さんを助けるから!うぉぉぉぉぉぉおおおっ‼

こうして四郎はハッピージャグラーよりもフィギュ…お母さんを優先させたおかげで実戦終了。その甲斐あって無事に病院には間に合って、お母さんの具合も夜にはだいぶ良くなっていた。

まあ、しょうがない。フィギュ…お母さんには代えられないから、何事も。で、夜になって今日、四郎が打っていた台のデータをオンラインでチェックしてみたんだけどさ。

ナイスババア!ナイス親孝行!ドンっ!他のハッピーもダメダメだった。もう行かねぇ!やっぱり555ジャグラーだな。ドンっ!

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