猜疑心が強く、一事が万事疑ってしまう道化光です。
スロ屋のイベントもそうで、SNSで夢のような設定配分を謳っている店は信用できず、実戦を見送るということが多い。
しかし、最近は広告合戦が激化することで、ガセも少なくなってきた気がしていたので、SNSを頼りに店舗開拓に励んでいた。
自分が出せたとき、出せなかった時に関係なく、腹立たしくなるほどのガセに遭遇するケースはなく、正しい競争が行われることの良さを実感していた。
しかし先日、久しぶりに清々しいくらいのガセイベと遭遇してしまった。
詳しい内容は割愛するが、自分が狙ったのは「6台以上設置の機種に設定6を投入」。そして、20:00を過ぎても、それっぽい台を見極めることはできなかった。
※写真はイメージです
もちろん、設定6で引くべきものを引けなかったという可能性もゼロではないが、どう見ても設定6は無いように感じられた。
公約を守らない店にも、それを堂々と掲載しているSNSの主にも腹が立ったものの、その怒りをぶつける場所はどこにもなかった。
一般的な商取引や売買契約を行う場合、広告内容と実際の内容が大きく食い違っていれば、国民生活や国民消費者センターなど苦情を受け付ける機関がある。
さらに、マスコミが取り上げれば大騒ぎになる。
パチンコ・パチスロのガセイべなんて何を今更…。こんな考え方が業界の悪しき慣習が根絶できない要因なのかもしれない。
業界をクリーンにして新規ユーザーを取り込みたいのなら、業界をあげて詐欺紛いのガセイべを撲滅する必要があるだろう。
では気を取り直して、今回の実戦に移ろう。
※写真はイメージです
この日のイベントは各機種に設定6が投入される内容だが、設置台数の多さを考えると若干弱めと言える。
塊や並びではないので、周りの状況も気にしつつ打つことにした(周りに強い台があれば早期の撤退も…)。
初ペカは23Gの投資1000円。少ない初期投資でBIGを獲得できると、その後の展開が楽になる。
ジャグ連は逃したものの、105Gでチェリー重複のREG。そして、ジャグ連を1回挟んで、超久々に見るプレミアムが発生した。
トラっぴタッチである。
ジャグラー打ちには常識かもしれないが、トラっぴタッチはレバーON時とGOGO!ランプが点灯してからトラっぴに変化するパターンがある。
前者は非常に綺麗なトラっぴが見られるが、後者はトラっぴの顔とGOGO!ランプが重なって表示される。
ちなみにトラっぴタッチ発生後、肉球をタッチせずにリールを停止すると、プレミアム告知が発生せずに通常告知となってしまうので、注意してもらいたい。
過去の実戦を思い起こすと、トラっぴタッチが発生した日の勝率は100%に近いと記憶しているから自ずとテンションが上がっていた。
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ただ、気になっていたのは、同じシマの1台と対面のシマの1台。まだ、回転数は数ないものの、BIG・REG確率ともに設定6以上の数値で推移していた。
強いイベントではないことと優良と呼べるレベルの店ではないことを考慮すると、設定6は多くてもシマに1台、普通に考えれば公約通り各機種に1台と思われる。
だとするなら、自分の台はシマで2番手、機種で言うと4番手あたりのポジションとなり、この後ボーナス確率が急上昇しない限り期待できそうもない。
しかし、実戦を進めてもREG確率が上昇する気配はない。加えて言うと、設定差が大きいとされる単独REGを1度しか引けていない。
ただ、この日はBIGの引きが良くて出玉を十分確保できていた。数値だけで見ると、1000回転チョットならジャグ連でREGを2回引ければ設定6の数値になる。
そのため、可能性はまだあるものの、他台の状況がさらに上昇していたので、早めに見切ることとした。
ちなみに、ブドウ確率は可もなく不可もない1/5.85、チェリーは1/48.1と悪かった。
以下、実戦データである。
23 777 先告知 1K
105 REG 🍒
57 777 先告知
101 777 プレミアム
203 777 先告知
48 777 🍒
108 REG 🍒
110 REG
15 777 先告知 プレミアム
5 777
236 777
6 REG 🍒
309 777
167 ヤメ
トータルデータ&実戦結果
総回転数 1493G
BIG 9回(1/165.8)
REG 4回(1/373.2)
投資 1000円
回収 1094枚
収支 +22500円
🍇 255 1/5.85
🍒 31 1/48.1
“朝イチで設定6をツモって打ち切る”
これが理想なのだが、一発ツモの確率なんて月に1~2回がいいところ。スカった時、いかに凌ぐかがジャグラー打ちの腕の見せどころなのだ。
そういう意味では、この実戦は理想的かもしれない。
REG確率は設定5・6で推移しているにBIGを引けず、投資だけが嵩む…。
このパターンはツモれているorツモれていないに関係なく、なかなかヤメられないのが非常に難しいと言える(以前、自分も設定6を捨てているし)。
~設定看破にはREGが重要となるが、収支的にはBIGを引けるかどうかが鍵を握る~
この相反するポイントがジャグラーでの立ち回りを難しくしていると同時に、ジャグラーを面白くしているのではないだろうか。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。