どもどもー! 今月も一二三(ひふみ)四郎のお時間がやってきましたよー!
四郎、最近ものすごく憧れているモノがあるんだ。
それはリモートワーク。だって、家に居ながら仕事が出来て、お給料も貰えちゃうんだよ? そんなのって、ほぼズルじゃん!
アニメを観ながら仕事をしてもいいし、ゲームをしながら仕事をしてもいい。わからないこととか、めんどくさいことは床ドンしてお母さんにやってもらえばいいし。マジで最高だよ、リモートワーク。
問題は、四郎が無職だってこと。無職だから、ワークができない。就職すればいいだろって? バカ言ってんじゃないよ! 今年で43歳になる職歴なしの引き籠りオジサンを雇う企業がどこにあるっつーんだよ! あと面接とか怖いし! 上司とか同僚とかも怖いし! そこはもうリモートでも無理。絶対に無理だから。どうか素直に諦めてください。
ワークはできないけど、リモートはできる。そうだ、だったらリモートでジャグラーを打つのはどうだろう? 四郎がリモートでお母さんを遠隔操作して、5の付く日に末尾5のマイジャグ5を打たせる。それだぁぁあああああああああ!!!
さっそく四郎は床ドンでお母さんを呼びつけることにした。ドンっ!
「お母さん、俺、リモートワークすることにしたよ」
「まあ!! 四郎ちゃん…やっと、やっと働く気になってくれたのね! お母さん、嬉しい…うっ、うっ…(涙)」
「いや、働かないよ。俺がお母さんにテレビ電話で指示を出すから、お母さんは俺の指示通りに動いてパチスロを打ってね。そういうリモートワークだから」
「………お母さん、リウマチがひどいから無理よ」
ババアっ! ドンっ!
まったく、何かと言ったらリウマチリウマチって、リウマチに甘えてんなババア! ドンっ!
まあいいさ。ババアをアテにした四郎がバカだったよ。こうなったら、もうしょうがない。一人でリモートワークするさ。
作戦はこうだ↓
・四郎がパチスロを打ちに行く。
・脳内でもう一人の四郎がリモート役となり、四郎に指示を出す。
・四郎はリモート四郎の指示に従う。
完璧。あくまで疑似だけど、これでリモートワークの気分は味わえるはずだ。
(おい、四郎。グズグズするな! さっさとホールに行くんだ!)
おっと、さっそくリモート四郎のお出ましだ。へいへい、今行きますよーっと。
(おい、四郎。なんで外が暗いんだ? もう夕方じゃないか!)
あー、それは昨日の夜ちょっとTIKTOKでス〇ベな踊り子を熱心に見漁っていたからだね。おかげで起きたのが、ついさっきだったもん。
(バカ野郎! せっかくの5の付く日なのに…まあいい。ス〇ベな踊り子は、良いものだからな)
へへっ、さすが俺! わかってるぅ!
(無駄話はこれぐらいにしておこう。ほら、ホールが見えて来たぞ!)
はーい、じゃあ中に入りますね。えーっと、末尾5のマイジャグ5は…っと。あ、あった! 空いてるよ!
(よーしよし。データはどんな感じだ?)
今、画像データをそっちに送るよ。
(とんでもないゴミ台じゃないか!)
…だね。どうする? 末尾5で空いてるのはコレだけだけど、別の台にする?
(うーむ…いや、ルールはルールだから。ここは企画に従って、この台で勝負だ!)
オーケー、相棒。
なあ、相棒。もう1時間ぐらい打ってるのに、全然当たらないんだけど?
(もう少し…もう少しで当たる気がする…頑張れ!)
でも、もう投資も2万円だしさぁ。さすがにダメすぎでしょ、この台。
(そうだな、一旦冷静になろうか。ちょっと、周りで他に良い台がないか探してみてくれ)
了解! あ、ちょっとコレどうだろう?
(何だそのBR比率は! BIGの乱数ぶっ飛んでるんじゃないか⁉)
REG確率は悪くないね。末尾5じゃないけど、こういう台ってすぐにペカってBIGが連チャンする気しない?
(オカルトだろ! …だが、そのオカルトは嫌いじゃない。やってやれ四郎! BIGを10連ぐらいさせてやれ!)
オーケー、相棒(笑) まあ見てなって、速攻でペカらせてやるからさ。
マジで速攻でペカったんですけど! 10G! 千円!
(おお、でかした四郎!)
しかもBIGだぁぁああああ!!!
(始まったな、四郎!)
ああ。さあ、伝説の幕開けだ!
…え?
(…あれ?)
なんで連チャンしないの?
(わからん。バグか?)
とりあえず、持ちコイン分は打ってみるか。
(そ、そうだな。引き戻しに期待しよう)
あれ、飲まれちゃった。どうする?
(ヤメるか)
帰ろうか。
(じゃあ、気を付けて帰って来なさい)
オーケー、相棒…。
というワケで初めてのリモートジャグラーはマイナスで終了。2台目の千円BIGはマジでアツかったんだけどなぁ。アレが連チャンしないなんて、四郎もリモート四郎もびっくりだったよ。
おかげで逆転ならず、だったけどさ。今回の実戦はすごく楽しかった。やっぱり誰かと一緒にパチスロを打つって最高だよね。それが例えリモートだとしても。それが例え、自分の中のもう一人の自分だとしても。
みんなも1回、やってみて。自分の中の自分とのリモートジャグラー。案外楽しいから。
1つだけ注意点があるとすれば、帰ってきて誰もいない部屋を見たら●にたくなったことぐらい。まあまあデカめの副作用だから、そこだけ気を付けてね! じゃあまた来月!