前回も書いたが、心霊現象は信じていない道化光です。
それでも、TVの心霊特集などは好きで、やっていれば観てしまう。だが、なかには「ただの影だろ」や「シミが顔っぽく見えるだけだろ」というショボイものもある。
というかその手の写真や映像がかなり多い。
“シミュラクラ現象(類像現象)”という言葉を聞いたことがあるだろうか。人は逆三角形に配置された点を見ると顔と認識する脳のプログラム現象の事を言う。
また、心理現象として“パレイドリア効果”という現象もあり、これは視覚や聴覚から受けた刺激により、本来存在しないものを当てはめてしまう。
あるいはイミのない対象に、無理やり意味を当てはめてしまう現象を言う。
怪しげな心霊写真や動画の多くは、シミュラクラ現象とパレイドリア効果で説明できるらしい。
信じていないといっても、夜中に人気のない道を歩くのは怖いし、家でラップ音的な音が聞こえると怖い…。
しかし、心霊というものが本当に存在するのなら、自分のご先祖様がきっと守ってくださる、そう考えて怖さを紛らわせるようにしている。
では、話を実戦レポートへ移そう。
今回も夜実戦である。
若干特殊なパターンで、本来ならスルーする台をあえて打ってみたのでご覧いただきたい。
ターゲットとなったのはアイム。
総回転数5236G
BIG 20回(1/261.8)
REG 19回(1/275.5)
845G放置
BIG確率が設定3と4の間、REG確率は設定4と5の間、本来ならスルーするだろうこの台に何故座ったのか…。ポイントは現在のゲーム数が845Gであるということ。
前回のボーナス直後は総回転数が4391Gであるため、ボーナス確率はBIGが1/219.5、REGが1/231.1、つまりBIG、REG共に設定6以上。
仮にこの台が300Gで落ちていたらBIG確率は1/234.5、REG確率は1/246.8と打つに値する数値である。
では、もしも自分がこの台を朝から打っていたとして、どの程度まで回したらヤメるのか。
一つの目安は、BIGよりも回数が少ないREGが設定6を下回るタイミングだろう。
とすると4845GでREG確率が設定6の数値となるため、454Gまでは無条件で打ち続けるということになる。
完全に台を捨てるまでの許容範囲はREG確率が設定4、もしくはBIG確率が設定5以下になる状況だと考える。
しかし、この台をREGが設定4以下になるまで粘ってしまうと、BIG確率は設定1以下にまでなってしまうために現実的ではない。
したがって、BIG確率が設定5を下回るタイミングを選ぶと、目安となる回転数は5180Gとなる。
これら一連の考えをスマホの電卓を叩きながら瞬時に判断し、結果的に前回のボーナス後まで設定6以上で推移していたこの台を打つことにした。
初ペカは143GでBIG。何とかデータ表示器上で1000Gはハマらずに済んだ。ジャグ連はなかったものの、135Gでチェリー+REGを引いた。
この段階でBIG確率が1/262.5、REG確率が1/275.7。
どちらも取り立てて確率が良いわけではないので、100G回してヤメようとしたら、46Gで逆押し2確目が降臨。
BIG確率が設定6を少し上回ったので、もう少し粘ってみることにした。
ただ、早めにREGを引いてくれないと、確率的に粘ろうにも粘れなくなってしまう。次のペカリはREGを…と思っていたら、124GでBIGを引いた。
REG確率が設定4と5の間を彷徨っているが、設定4以下になるまで粘れるかというと、それは難しい。
夜実戦なので時間的な問題もあるし、次にハマったらたちまち出玉は飲まれてしまうし…。
21:00を過ぎたら設定云々を熟考する段階ではないので、如何に勝ち逃げできるかを考えるべきである。
既に100G回してヤメようと考えていたので、引き続きその考えのもとに通常時を消化していた。
出玉にして300枚程度だろうか、そのコインを箱に移し始めた90G過ぎ、一際大きな“ガコッ”の音と共にBIGが降臨した(たぶん強ガコ告知)。
やはり、REGを引けなかったので、引き続きヤメの条件を変えず消化し、100G回したところで実戦を終了した。
以下、実戦データある。
143 777 🍒 4K
135 REG 🍒
46 777
124 777
96 777
100 ヤメ
トータルデータ&実戦結果
個人回転数 644G
BIG 4回(1/161.0)
REG 1回(1/644.0)
トータル 総回転数 5880G
BIG 24回(1/245.0)
REG 20回(1/294.0)
投資 4000円
回収 459枚
収支 +5500円
最終的にBIG確率は設定6以上の数値に収まったが、REG確率は設定4と5の間。
しかも打ち始めより数値を下げて終了したことを考えると、打ち続ければ更に落ちる可能性もあっただろう。
収支は+5500円となったが、BIGの引き強で助けられたラッキー勝利である可能性が高く、反省点は多い。
当たり前といえば当たり前だが、やはりボーナス確率は現在置かれた状況で判断すべきで、前回のボーナス終了時の総回転数という希望的観測を加えるべきではない。
ただ、この検証的実戦を今後も行う可能性は、充分にあるということは承知いただきたい。何故なら、理想的な台が毎回見付かるとは限らないので…。
さて、勝利後のラーメン。
実戦店の近場で検索し、評価が高めの店に突撃した。注文したのはオススメに挙がっていたつけ麺。
麺は中太ストレートのモチモチ食感で好きな部類。スープはとんこつベースながら比較的あっさりしていて美味しかった。
ただ、つけ麺の永遠のテーマだと思うが、冷えたつけ汁に冷えた麺を入れて食べるとすごく貧相になり、せっかく味が良くても美味しく感じられない。
自分が気付かなかっただけという可能性もあるが、温め直しのサービスを導入してくれれば、また行きたいと思う店であった。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。