4号機時代は生活に余裕があって、5号機も中期~後期には比較的生活が潤っていた道化光です。
4号機の頃はCT、大量獲得ノーマル、AT、ストック…どのタイプにも喰える機種が豊富にあった。
しかし、5号機時代に突入してからは十分な収支を得られなくなり、一時期は廃業すら考えるほどだった。
そんな時に懐を救ってくれたのがジャグラーである。
5号機アイムジャグラーEXの登場によって荒れ果てていたスロットのシマに、離れていた客が戻ってきた。
アイムそのもので大きく勝てたかというと必ずしもそうではないが、スロットのシマに活気が戻るきっかけを作ってくれたのが、何にも勝るアイムの功績だと考えている。
その後は内規の緩和もあり、喰える機種が徐々に増えてきた。
ジャグラーもラブリー、ジャンキー、ハッピー、そしてマイジャグとラインナップを増やして行き、確固たる地位を築いていったのは、読者諸兄もご存知のことだろう。
しかし、ピンチは再び訪れる。
1月末で5号機が完全に撤去されるのである。延期に次ぐ延期で5号機の撤去が遅れたのは、スロ打ちにとって非常にありがたかったが、いよいよ6号機への完全移行が来てしまった。
そこで今回は、個人的に6号機をどう捉えているかを話してみようと思う。
6号機の有利区間(1500G+2400枚)規制が判明したとき、このままスロットを続けるのは正直シンドイかなと思った。
既に5.9号機で有利区間という概念と3000枚規制が取り入れられ、そのゲーム性というか出玉性能に限界を感じていたからだ。
業界のお偉方は5.9号機の惨状をどう見ていたのか甚だ疑問に思ったが、決まってしまったことを最下層の自分にできることは何一つなかった。
そして始まった6号機の導入。
案じていた通り、稼働は非常に悪く、今までは考えられなかった新台導入初日から抽選を受けなくても打てる機種が続出した。
そりゃそうだわ、誤爆したところで最大2400枚。
投資分を考えれば、極論プレミアフラグを引いたって5万にも満たない。まず持って夢がないよな、これでは。
さらに、低設定の誤爆が無くなったのが何よりも痛い。
番長3の絶頂然り、ハーデスや凱旋のGOD然り…。
引いてしまえば設定不問でなんとかなる、この考えこそが台に座る際の心の支えになっていた打ち手も少なくないはずだ。
しかし、上限が見えている6号機ではこの考えで座る打ち手は皆無になってしまったに違いない。
AT・ART機がそんな状況だが、ノーマルタイプはどうか。これも、最大で払い出し300枚という厳しい規制が課せられた。
終わった…。5号機の撤去、つまり2022年の1月末で、長く続いた自身のスロ生活も完全に幕を閉じることになる。
本気でそんなことを思ったし、バイトなり就職なり何か新たな稼ぎ口を考えないと…そんなことを本気で考えていた。
しかし、2020年12月。アイムの導入により自分のスロ生活継続に一筋の光が差した。
他のノーマルタイプと同様、導入初期はあまり期待していなかった。設定1の機械割が甘くなったのも気になっていたし(低設定が抜けないと、スロ屋は高設定を使い難いので)。
ところが、蓋を開けてみれば喰えたのである。
もちろん、5号機のジャグラーも残っているわけで、導入当初はそちらを選ぶ機会の方が多かった。
しかし、ベースの高さが幸いして初期投資が少額で済む実戦が多くなり、むしろ勝ちやすくなった(当然、設定状況が良かったのだろうが)。
そして、ファンキー2とマイジャグⅤの導入である。
どちらも設定6の機械割がかなり高いので、多投されるとは考えていなかったが、設定4や5でも十分勝負できるスペックである。
さらに上級者ほど設定6でないと判断されたら空く確率も高くなるので、夕方以降の稼働をメインとする自分には、むしろ非常に勝ちやすい機種となってくれた。
6号機ジャグラーの登場でなんとかスロットをヤメずに済みそうだが、手放しで喜んではいられない。生き延びたとしても首の皮一枚しか繋がっていない状態であることは、重々承知している。
ジャグラーのみが台頭して次に続く機種が出てこなければスロットに未来はないし、自分の将来も絶望的だ。
幸いにして内規が緩和され、有利区間のゲーム数がさらに伸びて表示義務がなくなるという噂もある。
また、枚数上限も2400枚で据え置きながら、投資した分は2400枚に含まないとする新案も検討されていると聞く。
上級者がAT・ART機に流れればジャグラーが益々勝ちやすくなるわけで、長くジャグラーと付き合ってきた自分としては、今後発表されるであろう内規の緩和にも注目していきたい。
それに加え、次のジャグラーにも期待したい(ゴージャグかな、ハッピーかなとワクワクしながら待っている)。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。