入店時に挨拶なんて要らない、シマに立ち入るときに一礼なんてしなくていい、コインを流す時におしぼりなんて渡さなくていい(必要なら自分で取るし)。
ただ、ジェットカウンター前にコインを流したい客の行列ができているにもかかわらず、店員が談笑して見向きもしない…それだけは許せない!! カメラで見えてるだろ、事務所のエライさんよぉ!!
自分がよく行くホールで常態化していた光景だが、内装リニューアルにより各台に計数機が導入されたため、長らく感じていたイライラからようやく解放された道化光です。
昭和の時代の店員は「仕事中にタバコを吸う」「ふんぞり返ってコイン運びなどの雑用は全くしない」、そんなホールばかりだったが、平成・令和の今や、ホール店員のお行儀の良さたるや、大手外食チェーンをも凌ぐのではないかと思わせるほど改善されている。
個人的にはホール店員のお行儀の良さなどどうでもよく、何にもまして出玉還元が大切だと思う…。ただし、ジェットカウンター前に行列ができるのはよろしくない。何故なら、そこで待たされては実戦時間がそれだけ短くなるし、並んでいるその瞬間に、打つべき台を他のプレイヤーに取られてしまうかもしれないから。
これ以上愚痴を続けると、怒りが再燃し益々エキサイトしてきそうなので本題に移ろう。
まず、実戦前の注意点を挙げておきたいのだが、1番目としては一定以上稼働しているホールであること。21:30まで待って入店しても十分に回っていないと意味がない。最低でも4000G、出来れば5000G回っているようなホールで実戦したい。
加えて注意しておきたいのは、常時このぐらい回っているという事。若干でも強い日であればこの程度回っているホールは珍しくないので(ジャグラーに特化したイベントでなくても)、平常営業でも高稼働であることが重要となる。
そして大事なことがもうひとつ。今までにも触れたと思うが、店舗が集中している地区で実戦すること。密集地域であるほど条件に合う台を探しやすくなるため、自分は徒歩5~6分の範囲内に4店舗以上立地している地域で打つことが多い。
今回も地元からほど近い某駅地区での実戦。ちなみに徒歩5分圏内の店舗数は11店舗もある。
まずは1日目のA店
稼働状況はやや不安があるホールだが、この日はほぼ5000G回っているスーパーミラクルジャグラーを発見。
内容的には、BIGが設定6以上、REGが設定3と4の間の台である。確実に勝つには21:30以降にBIG・REGどちらも設定6以上の台でなければならないと言い放ったが、この日は条件に見合う台がなかった上に、コラムの締め切りに追われていたので、この台で妥協した。
4999G BIG22回 REG14回 524Gハマリ 21:35スタート
138 REG 5K
102 REG 2K
87 777 1K
13 777
91 777
152 777
30 REG
3 REG
215 777
42 777
30ヤメ 1057枚
最終的な総ゲーム数 5920G
BIG 28回(1/210.7)
REG 18回(1/327.8)
投資 8000円
回収 22500円
収支 +14500円(46枚貸し出し/46枚交換)
スタート時にREGが足りないところで、初当たり+2発目のREGで確率が上がったため、とりあえず閉店間際まで粘ってみたところ、BIG確率も伸びたしREG確率も設定6以上にまで上昇。スタートの時点では妥協の産物で一抹の不安はあったが、この日は大成功に終わった。
2日目はB店へ。
稼働状況が申し分ない店であるため、ノーマルタイプの高設定台が21:30に空くかどうかが不安だった。ただし、この日は運良くニューアイムジャグラーEX-KAの良さげな台を発見。1本目同様、REG確率が若干足りていないものの、総ゲーム数は約6400Gと申し分ないため、REG確率は誤差の範囲と自分に言い聞かせて着席した。
打ち始めの時間がかなり遅かったので、初当たりまでにハマってしまうと、当たらずヤメという怖さもあった。
6381G BIG25回 REG23回 108Gハマリ 21:45スタート
103 REG 3K
60 REG
30 777
255 REG 1K
107 777 2K
154 777
0 ヤメ 382枚
最終的な総ゲーム数 7090G
BIG 28回(1/253.2)
REG 26回(1/272.6)
投資 6000円
回収 8000円
収支 +2000円(46枚貸し出し/46枚交換)
が、早い段階で足りていないREGを引き、次の当たりもREG。この時点でBR共に1/258.8で設定6以上。当然ながら閉店まで粘ってみたが、中ハマリのREGを食らったため、まさかまさかの追加投資(22:00以降に追加投資をしたのは初めて…のような気がする)。
ただ、閉店直前にBIGが引けて、その後回す時間がなかったため、最後は0Gヤメ。むしろそれが功を奏し、かろうじてプラスで終わることができた。
今回の実戦で、閉店時間に近付けば近付くほど高設定が空く可能性が高いことはお分かりいただけたかと思う。ただし、ケツの時間が決まっているため、高設定だからといって初期投資には十分注意する必要があるだろう。
さらに、この実戦の良いところは帰る時間が閉店時間に限りなく近いこと。収支が良くても23:00過ぎから回らない寿司屋で大トロを頬張ろうとは思わないし、高級焼肉店でサシがたっぷり入ったカルビを食べる気にもならない。
ちなみに、アガリの一部は、静かな茶室で頂戴するお抹茶代として使った。以降の実戦に備えた精神統一を兼ねて!!
銭ゲバジャグ戦記
打つ際の立ち回りは“勝つために手段は選ばず”。西に強い特定日があれば朝イチから並ぶし、東に緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わず、ただただ勝利に向かってジャグに立ち向う、道化光(どうけひかる)の銭ゲバな実戦記となっている。