長いスロ生活で困るのが会員カードの数。
カード専用の財布を用意し、1軍~3軍に分類した内の1軍のみを入れても財布がパンパンに膨れ上がっている道化光です。
神奈川県で打つことが多いと良く書いているので、「等価交換店なら会員カードはいらないだろ」と思われるかもしれない。
…が、1枚あたり約21円のコインが最大で22枚余る(46枚交換店は特殊景品の最少単位は23枚)のは何気にイタい。
欲しくないお菓子などをもらうのは無駄でしかない。だからこそ、再来店する可能性がある店では会員カードを作るのである。
そんな中、先日カードを持っていない店で事件が起きた。
100%超のレアなノーマルタイプを打っていた時のこと。1万円以上のプラスを確信したので、コインを流してジャグラーを打とう…そう思って景品カウンターへ向かった。
するとカウンターで「大景品○枚、中景品○枚、余り44枚です」と言われた。
えっ、44枚…余り21枚の間違いじゃないのか?
「余り何枚でしたっけ?」と一応、聞き直してみたが、紛れもなく余り44枚だった。
この店は数回来たことのあったが、来ていない間に特殊景品の最少単位を46枚に変更してやがった。
じゃあ、中景品ってなんだよ、小景品がないクセに…。
そんなことを心の中で呟きながら、飲みたくもないジュースを何本か手に取ろうとしたとき、「会員カードをお作り頂ければ、貯メダルできますよ」と店員。
この店を頻繁に使うとは思えなかったが、44枚を無駄にするのも癪に障るので会員カードを作ることにした。
自分の見識不足かもしれないが、神奈川県で46~50枚が特殊景品の最少単位である店は見たことがない。
客側のイメージが相当悪いだろうし、なんとか元の23枚に戻してもらいたいものだ(このままでは会員カードに44枚持ったまま、結局無駄にしてしまうだろうし)。
さて今回はいつもと目線を変え、ブドウについて話したい。
一応、誤解が無いように先に言っておくが、ブドウのカウントは必要だと考えている。
夜からの実戦では短時間でより多く回したいので、基本的にブドウはカウントしない。ただし、朝から打つときは必ずカウントし、設定看破の参考にもしている。
ブドウについて語りたくなったきっかけは、6号機のアイムを終日打った日に遡る。
ボーナスが堅調だったのでヤメることは微塵も考えなかったが、最初の数100Gでブドウが極端に悪かったのである。
そのため、ブドウを100回毎で区切って、どの程度の確率で通過しているかを確認しようと考えたのである。
まずはその結果を提示しておこう。
ぶどう回数 ゲーム数 出現率
🍇100回 738G 1/7.30
🍇200回 1240G 1/5.02
🍇300回 1865G 1/6.25
🍇400回 2424G 1/5.59
🍇500回 3106G 1/6.82
🍇600回 3680G 1/5.74
🍇700回 4366G 1/6.86
🍇800回 5001G 1/6.35
🍇900回 5688G 1/6.87
🍇1000回 6315G 1/6.27
最初に集計したのは500G消化時でブドウ65回の1/7.69。その後、ブドウ100回時の消化ゲーム数は738Gで確率は1/7.30。
正確なブドウ確率は未だ見えてこないが、様々なメディアで言われているブドウ確率は1/6.03~1/5.77だったり、1/6.01~1/5.80だったり、概ねこんな感じである。
これらの数値を参考にするのであれば、序盤の設定看破的には設定5以下であると結論付けられる。
しかし、次の100回を見てもらいたい。1/5.02…分母がこれだけ小さいにも関わらず、前回より分母が2以上アップしている。
当然設定6を遥かに凌駕する数値であるし、最初の100回に比べると次の100回はブドウが1.5倍近く落ちていることになる(ちなみに200回までのトータル確率は1/6.20)。
その後も301~400回目、501~600回目で設定6の数値を上回るが、その他の区間では全て設定1~5の目安である1/6.01に全く届かず、最終的には1/6.31で終了した。
この集計結果を見た上で、読者諸兄は何を思うだろうか。自分的には“ブドウは参考にするが決定権を持たせない”が結論である。
「確率分母が低いのだから、ブドウは重要である」
こんな意見は至極真っ当だし、その通りだと思う。しかし、確率論をことさら振りかざすのは少々危険なのではないかとも思うのである。確率分母が小さいブドウですらこれだけ暴れるのだ。
1/168.5~1/127.5のボーナス合算確率なんて暴れまくるだろうし、ましてや1/439.8~1/255.0のREG確率なんて数千ゲームで落ち着くはずがない。
確率論は大事である。
しかし、ブドウ確率に踊らされてボーナス確率の悪い台を粘るのは本末転倒であるし、収支は安定しないだろう。
ブドウを集計してみて改めて思う。ブドウは設定看破の一助であると。いや、一助でしかないと。
ジャグラーを打つ上で最も重要なのはボーナス確率。ブドウはボーナス確率的に粘るかヤメるか迷った時に助けてもらうツールであると捉えておけば良いのではないだろうか。
今回集計したアイムは設定1~5のブドウ確率に差がないとされているので、次回は段階的に差があるマイジャグ、もしくはまもなくデビューするファンキー2で集計してみたいと思う。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。