銭ゲバ実戦記スタートから重ねた実戦は75戦で、朝イチ実戦が19戦、夜実戦(中途勝負も含む)が56戦となっている。
今回は個別の実戦を振り返りつつ、朝イチと夜実戦のベスト&ワーストバウトをピックアップしてみようと思う。
何を持ってベストとワーストを決めるのか…個々人で判断基準は異なるだろうが、ここでは単純明快に収支額で決めたいと思う。
ではまずベストバウトからはじめよう。
朝イチのベストバウトは「♯42」でのVSゴージャグで、収支は+31000円。
“結果が全て”というスタンスで取り組んでいるので、自分的には問題ないのだが、設定6をツモって長時間勝負したわけではなく、BIGの引き強でたまたま勝利…。
そんな実戦で、ベストと呼ぶにはショボすぎる。
そして、この日は致命的なミスを犯して退店している。BIGが設定6以上、REGが設定3と4の間で高設定はないと予想してヤメたのだが、高設定らしき台は見えていない状況。
ならば、どの台が当たり台だったのか、そして自分の台がその後どのような出玉曲線を描いたのか、今後のイベントに活かすためにもチェックする必要があったのではないだろうか。
想定よりも少し多めに勝ったからといって、呑気に寿司を食う…これでは、朝イチの戦績が上がらないのも無理はない。
イベント参戦日は答え合わせが必須。特にツモり損ねたときは、一旦離席・退店したとしても、夜に再来店して確認することを、今後のルーティーンとしたい。
続いて、夜実戦のバストバウトへ。
夜実戦は「♯43」のVSスーパーミラクルジャグラーがベストバウトで、収支は+21000円。
BIGが設定5の近似値、REGが設定6の近似値の台を見つけた。
夜実戦は良台を見つけることが最も重要かつ難しい作業となるので、この台にたどり着いた時点で、及第点は付けて良いと思う。
実戦内容は中段チェリーを3回引いたというラッキーなだけの勝利…と思いきや、3度の中段チェリー+BIGを差し引いてもBIG確率は設定6以上なので、まずまずの出来ではないだろうか。
ただし、最終的にREGが設定2と3の間にまで落ちたことを考えると、手放しで喜べるものでもないのだが。
まあ、実戦時間が約1時間半で21000円勝ったのだから、ジャグラー打ちとしては大成功といっても言いだろう。
さて、続いてはワーストバウトについて。
敗因を分析し、それを改善することが今後の勝ちに繋がるので、ワーストバウトの振り返りは個人的に重要であると捉えている。
朝イチ実戦では「♯10」と「♯75」で、実戦機種はいずれもマイジャグⅣ。収支もともに-17000円となった。
まずは♯10だが、REG確率が設定6以上の確率なだけに、見切りが早いという意見は多いだろう。
しかし、あえて言いたい。
早い見切りで高設定を捨てたとしても、それは仕方のないこと。自分のように毎日スロットを打てる人間は、負けないことが重要なのである。
仮に負けるとしても、その額を最小限に抑える、これがトータル収支を向上させる重要ポイントであると自分は考えている。
それに、展開が悪いとなかなか改善しない…。根拠は全くないが、昔から感じているジャグラーあるあるだ。
続いては♯75について。
店のチョイスと推しているマイジャグⅣを確保したことまでは何ら問題ない。そして、押し引きの判断、これにも問題はなかったように思う。
では、敗因は何なのか。
答えは単純明快で“引き”である。1000Gを回してBIGを1回しか引けない、またブドウ出現率が設定1を遥かに下回っている、これでは勝負にならない。
引きが悪くてどうにもならない日は、“別日に出直す”ぐらい開き直ることも必要ではないかと考えている。
そして最後は夜実戦のワーストバウト。
実際は♯51が-28000円でワーストだが、2台ともノーボーナスの台を打ったということで、別の回にすることにした。
ということで、夜実戦のワーストバウトは「♯16」のファンキーと「♯21」のアイムにさせて頂いた。
収支はいずれも-25000円である。
まずは♯16。REGが設定6以でBIGが設定1以下の台を打ったのだが、これは台の選択理由が浅はかすぎる。
REG確率が設定6であるとは言え、ファンキーである。マイジャグやアイム、ゴージャグならまだわかるが、それでもBIG確率は設定4程度欲しいのが正直なところ。
ジャグラーの中ではBIGも注視したいファンキーで、設定1以下の台に座るなど、自殺行為としか言いようがない。
続いて♯21。スランプの最中の実戦で、BR確率が共に設定6以上の台を打ったが、中ハマリでREGの3連発で力尽きている。
何をやっても上手くいかないスランプは年に数回訪れる。
経験上、こんな時は打たないに限るが、打たないと収入が途絶えるという自分のような立場の人間には“100%超の機種で凌ぐしかない”そう推めさせてもらっている。
抗えない運命的なもの…科学では解明できないが、そんな時期は必ずあるので、状況(運気)が変わるまでじっと待つしかないと思う。
これまでの実戦を省みることで、これまで以上の慎重且つ大胆な立ち回りをお見せできると思う。
次回以降も引き続き応援して頂ければ幸いである。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。