以前から書いているように、オカルトには否定的な道化光です。
だが、ジャグラーを打つ際のロマンというか、スパイスを与えてくれるというか、とにかくワクワクさせてくれるモノではある…とオカルトをそんなスタンスとして捉えている。
ジャグラーで代表的なオカルトといえば「この台はハマったから、そろそろ連チャンする」というモノ。
スロ屋におけるヌシ級のおばちゃんが言いそうだが、そんなことはあり得ない。しかし、そんなおばちゃんは嫌いじゃない。
「ハマったからとかそろそろ出る」というのは、確率の収束のことなのだろう(おばちゃんが理論建てて考えてはないだろうが)。
この確率収束という考え方は、スロ打ちにとって永遠のテーマと言えるのではないだろうか。
最近観たいくつかの動画では何れも否定的だったが、自分は必ずしも否定はしない。永遠に収束しないのであれば、確率という考え方そのものが破綻してしまうだろうから。
もちろん、サイコロやルーレットの赤or黒のように分母が小さいわけではないので、収束するまでに相当な時間、あるいは試行回数(ゲーム数)が必要となることわかっているが…。
基本的に自分は無茶をしないのだが、収束云々の話を重々承知した上で、つい打ってしまうことだってある。
今回は、そんな実戦を報告したいと思う。
アツそうなイベントを見つけられず、かと言ってやることもなかったので、出玉チェックも兼ねてパチンコ店へ。
平日だったため、AT・ART機の客付きはまばらで、当然打つべき台は見いだせない。100%超のノーマルタイプで時間を潰そうかと考えていたが、打つ前にジャグラーのチェックへ向かった。
他のシマ同様に稼働が悪かったのだが、一箇所だけそれなりに回っているシマがあった。それは、設置機種案内が出されていたゴーゴージャグラーのシマ。
設置案内のポスターはゴージャグ2だったが、初代の方も客付きが良く、設定6とは言い切れないまでも、ほとんどの台が高設定を疑わせる履歴となっていた。
そんな中、見つけたのが今回の実戦台である。
総回転数は1670GでBIG・REGともに2回(1/835.0)、265Gで放置されていた。
普段なら見向きもしない履歴だが、これみよがしに出されている設置機種案内。さらに初代のゴージャグも自分が座ろうとしている空き台以外は、何れも履歴が良い。
全6ではなさそうだが、全456ぐらいならありそうな雰囲気だ。
店の機種示唆や周りの台の出玉状況を考慮し、さらにオマケとして確率の収束にも期待して打ってみることにした。
ただし、目の前の空き台は状況が悪すぎるので、投資の上限をワンBIGで戻ってくる6000円と決めて打ち始めた。
案の定、1000~2000円ではペカらず。上限を使い切ってノーボーナスで帰るハメになりそうだなと頭をよぎったとき、ようやく初ペカでBIGが降臨した。
BIG後にすかさず52Gでペカったのだが、これはREGだった。やはり、ボーナス確率は収束に向かっているのか?
まあ、ジャグラーがそれほど甘い機種ではないことは読者諸兄がご存知だと思うが、この連チャンによる出玉はあっという間にクレジット分だけになってしまう。
打ちながらスマホの充電ケーブルを抜いて帰り支度を始めたとき、最後のあがきとも言うべきペカリが発生。
その後は連チャンすることもなく、BIGを2回、REGを2回引いたが、箱に手が届くこともなく、出玉が全て飲まれて実戦を終了した。
データは以下の通り。
実戦データ
129 777 5K
52 REG
233 777
110 777
306 777 🍒
202 REG
79 REG
81 ヤメ
実戦結果&トータルデータ
総回転数 2862G
BIG 6回(1/477.0)
REG 5回(1/572.4)
投資 5000円
獲得 0枚
収支 -5000円
今回の負けはある程度想定はしていたものだが、負けるのはやっぱり悔しいし、痛い。
朝イチから高設定をツモって大きく勝つ…そんな機会が少なく、チマチマ勝つスタイルの自分にとって、少額であっても負けるのはやはりよろしくないのだ。
実戦後の考察だが、確率の収束がないとは言い切れないものの、漠然と収束に期待するのはあまりにも危険だと言わざるを得ない。
確率の収束を狙ってもよいパターンとしては…。
①REG確率が設定6以上だが、
BIG確率が設定1以下でBIGの収束を狙う
②ボーナス確率は悪いが、ブドウ確率が設定6以上なので
ボーナス確率の収束を狙う
狙う場合は、どれか1つでも設定6、あるいは高設定を示している必要があり、今回のように良いポイントが1つもないケースで収束を狙うべきではない。
それは、おばちゃんの「その台ハマったからもうすぐ出るよ」レベルの狙いでしかないといっていいだろう。
今回、軽い気持ちとは言え、そんな打ち方をしてしまった自分を恥ずかしくすら思う。
スロ屋に行くと、つい「まっ、いっか」と思いがちだが、今後は心を鬼にして自分本来のスタイルである“銭ゲバ”に徹しようと思う。
追記:今回はマイナス収支なので、ラーメン応援企画はお休みさせていただく。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。