ギャンブルと名の付くものには、とりあえず1回は手を出してきた道化光です。
様々なギャンブルを試してみたものの、なかなか馴染むものには出会えず、唯一続いているのがスロットである(一応、法的には遊技の範疇だが)。
先日視聴していたバラエティでサバゲーなるものをやっていて、その中でこんな文言を耳にした。
「戦場では勇気のある奴からやられる」
元傭兵で軍事評論家のテレンス・リー氏による発言らしいのだが、戦場では安全が確保されていないのにチャレンジする人間、危険性を認識しながらも少ない可能性に賭けて前進する人間、いわゆる勇気あるチャレンジャーから死んでゆくのだそうだ。
この話を聞いたとき、自分はスロットにも当てはまるのではないかと思えた。
あるかどうか分からない高設定を探して果敢にチャレンジしてみたり、確実な高設定挙動が見えていないのに、高設定を否定する決定打がないとして粘ってみたり。
上手くいく可能性もゼロではないだろうが、無茶をすると往々にして大怪我に繋がるケースが多いように感じる。
若い頃から何度も辛酸を舐めさせられてきた自分は、歳を負うごとにチャレンジスピリッツが薄れていき、現在は常にビビリながらスロットと対峙している。
結果、5000枚を超えるような大勝ちこそほとんどなくなったものの、安定して勝てるようになった。
ビビリながらの立ち回り…その最たるものが当コラムでしょっちゅう取り上げる夜実戦である。
というわけで、今回は夜実戦の報告である。
前回の朝イチ実戦は都内で失敗したので、今回は神奈川中部の各台計数機設置店(50枚/等価交換)で打つことにした。
店舗到着は20:30。
到着するやいなや、信じられないマイジャグラーⅣを発見。
総回転数 1177G
BIG 8回(1/147.1)
REG 7回(1/168.1)
総回転数が少ないとは言え、ボーナス確率が非常に高いため、ここで離席するような数値では絶対にない。何らかの理由があったのだろう。
普段なら、ほかの台も一通りチェックするのだが、この台よりもボーナス確率の良い台は見つからないだろうという判断のもと、すぐに実戦を開始した。
夜実戦の場合は、殆どブドウをカウントしない。
理由は消化時間を少しでも長く取りたいのと、短いスパンではブレると思われるからだ。
打ち始めから200Gが過ぎ、少々不安になってきたものの、ボーナス確率はBRどちらも設定6以上のまま。今、来店したとしてこの台が空いていたら必ず座るだろう。
つまり、続行である。
しかし、自分にしか見えないGOGO!ランプはいつまでたってもペカることはなく、ついには500Gを超えてしまう。
そして迎えた540G(データ表示機上の641G目)、ようやく待ちに待った初ペカが訪れた。
この時、心底BIGが欲しいと思ったが、その願い叶ってBIGだった。ただ、これで安心はできない。大ハマりして速攻で飲まれヤメ…そんなパターンも往々にしてある。
かと言って、飲まれるのを恐れてここでヤメる訳にはいかない。なにせ、初期投資が18000円もかかってしまったのだから。幾らかは取り返さないと、腹の虫がおさまらない!!
だが、この日に限っては飲まれるなどという心配は無用だった。
初ペカから2桁ゲーム数で7連チャンし、その後110Gから再び3連チャン。瞬く間に1000枚超の持ちコインができた。とりあえず負けは回避できそうである。
初ペカの際に設定6を若干下回ってしまったREG確率も、再び設定6以上の数値に浮上した。後は、閉店まで突っ走るのみである。
その後、派手な連チャンはなかったもののハマることなく、少しずつ出玉を増やして閉店2分前に枚数を合わせて終了した。
これまでは、各台計数機が設置されているから会員になる必要性を感じていなかったが、会員なら時間の延長があるため、今後は会員になった方がいいかもしれないと感じつつ、帰路に着いた。
最終的には約3000GでBRともに設定6以上の数値。
実戦データ
540(641) 777 18K
85 REG
17 777 チェリー
28 REG チェリー
33 777
49 777 中段チェリー
98 REG
110 777 先
23 REG
54 777
149 777
204 777
127 REG 先
61 777
90 REG
130 777
3 ヤメ
トータルデータ&実戦結果
総ゲーム数 2978G(1801G)
BIG 18回(1/165.4)
REG 13回(1/229.0)
投資 18000円
回収 1750枚
収支 +17000円
等価交換の通常営業で果たして設定6があるのかは甚だ疑問だが、確率だけで言えば設定6と見て間違いないだろう。この日のポイントは、大ハマリした後の挙動である。
低~中間設定のヒキ強である場合、大ハマリ後に飲まれる、あるいは揉まれるというケースが多いのに対し、高設定はハマったあとに取り返せることが多い。
ただ、残念ながらハマっている最中には目星の付けようがないので、粘ることでしか判断ができない。
粘った結果、負けてしまうこともあるのだが、先がわからないこそヒリつけるというのもジャグラーの魅力である。
そういった意味においては、この日の実戦は内容的に濃かったのではないだろうか…。イヤ、そんなことはない。
もしも投資が1000円なら収支は+34000円になっていたのだから、ヒリつけなくてもそっちの方がいいに決まっている。
さあ、晩飯は豪勢に…と言いたいところだが…。
緊急事態宣言の影響で飲食店が閉まっているので、今回もコンビニで済ませることにした。
湯切りなしのあんかけ焼きそば。
ぺヤングとUFOは食い飽きたが、このUFOは今までにない味だったのでまた食いたい。
そう思ったのだが、コンビニの棚には残り2個しかなく、その1個を自分が買ったので、もう売り切れているだろう。
少々残念ではあるが、再販に期待したいと思う。飲食店の時短営業…早く元に戻ることを願っている。
銭ゲバジャグ戦記
道化光(どうけひかる)の立ち回りは“勝つために手段は選ばない”スタイルで、強い特定日があれば朝イチから並ぶし、緩いホールがあれば夜からの後ヅモをも厭わない。また、ガチの実戦記の他にジャグラーに対する探究心から、様々なことを突き詰める検証実戦などもするコラムとなっている。